
モバイルマリガン:引退したバルマー氏がマイクロソフトで逃したチャンスを振り返る
トリシア・デュリー著
スティーブ・バルマー氏はマイクロソフト退社後初めて公の場に姿を現し、同社在籍中にスマートフォン市場への参入を逃したことを率直に認めた。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同氏は「過去10年間をやり直すことができれば、われわれは今日の携帯電話市場でより強い立場を築くことができるだろう」と語った。
バルマー氏は英国オックスフォードにあるサイード・ビジネススクールに出席し、満員の学生たちから質問に答え、助言を与えた。カリスマ性のあるこのリーダーは、サティア・ナデラ氏にCEOの座を譲って以来、その雰囲気に大きな変化はほとんど見られず、いつも通りの陽気な様子だったと報じられている。
元幹部はモバイル分野における同社の立場について率直に発言したにもかかわらず、マイクロソフトの成功に自分が大きな関心を持っていることを学生たちに改めて伝えた。
「私はマイクロソフトの株式を4%保有しています」と彼は言った。「私は自分の子供と投資、そして会社の他のオーナーの投資をとても大切に思っています。」
同氏は、同社の将来にとって最も重要な投資の一つはノキアの買収提案であり、これにより同社はモバイル分野で失われた時間の一部を取り戻すことができるだろうと述べた。
彼は、Facebookによる190億ドルのWhatsApp買収など、他の話題にも簡単に触れ、これは一時的な流行ではないだろうが、買収価格に見合う成果が得られるかどうかは分からないと述べた。また、ヘルスケアと教育にも関心を示した。
しかし、聞くところによると、彼が次に取り組むのはゴルフのゲームかもしれないそうだ。
信じられないほど裕福で引退生活を送るのはどんな感じかとある学生から質問されたバルマー氏は、「好きなゴルフコースでプレーできますよ」と冗談めかして答えた。