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マイクロソフト、フォックスコンの親会社をデバイス製造ロイヤリティ支払い不履行で提訴

マイクロソフト、フォックスコンの親会社をデバイス製造ロイヤリティ支払い不履行で提訴

ナット・レヴィ

(GeekWire写真/ナット・レヴィ)

マイクロソフトは、世界的な製造大手フォックスコンの親会社に対し、名前が明らかにされていない一連のデバイスを製造するライセンス契約の義務を履行しなかったとして訴訟を起こした。

マイクロソフトとフォックスコンの親会社である鴻海精密工業は2013年に技術ライセンス契約を締結した。しかし、マイクロソフトは訴訟の中で、鴻海がロイヤルティ報告書や支払いを提出せず、会計監査に抵抗するなど「契約上の義務を継続的に履行しなかった」と主張している。

週末に北カリフォルニアの連邦裁判所に提出された訴状によると、「マイクロソフトは、鴻海に対し、一定期間、特定の『対象製品』を製造、製造委託、使用、販売、その他の方法で処分することなどを許可する世界的な特許ポートフォリオライセンスを付与した」という。

この契約では、「フォックスコンは、鴻海の対象製品の販売に関する具体的な情報をユニット単位でマイクロソフトに提出し、ライセンス期間中にマイクロソフトに一定のデバイス当たりのロイヤルティ支払いを行い、マイクロソフトの要請があれば、契約上の紛争を解決するために独立した公認会計士事務所による監査を受ける」ことが義務付けられていた。

訴訟ではライセンス契約に言及しているが、秘密裏に提出されているため、どのデバイスが契約の対象となるかは不明である。

マイクロソフトはこの訴訟について次のような声明を発表した。

マイクロソフトは自社の契約上の義務を真摯に受け止めており、他社にも同様の対応を期待しています。今回の訴訟は、2013年に鴻海と締結した契約における報告および監査の条件を履行するためのものです。鴻海との協力関係は重要であり、意見の相違の解決に取り組んでいます。

フォックスコンの代表者はコメント要請にすぐには応じなかった。

マイクロソフトは、フォックスコンに帳簿を公開させ、未払いのロイヤルティ支払い額と利息に応じた損害賠償金を支払わせるよう裁判所に求めている。

苦情の全文は次のとおりです。

Microsoft対Hon Hai(Foxconn)の記事(Nat Levy著、Scribdより)