
IDC、iPad、Kindleなどの台頭でPCの予測を下方修正
トッド・ビショップ著

市場調査会社IDCは本日、2011年のPC出荷予測を、前回の7.1%から4.2%に下方修正しました。IDCは「ますます保守的な経済見通し」などを要因として挙げつつ、近年のコンシューマーPC市場を牽引してきた低価格の「ミニノートパソコン」の勢いを、代替デバイスの台頭が奪っていると説明しています。
「消費者は、複数のインテリジェント デバイスを所有し、使用することの価値を認識しており、すでに PC を所有しているため、スマートフォン、メディア タブレット、電子書籍リーダーをデバイス コレクションに追加しています」と、IDC の副社長であるボブ オドネル氏はニュース リリースで述べています。「これにより、テクノロジーのウォレット シェアが他の接続デバイスに移行しています。」
翻訳: 多くの人がコンピューターの代わりに、iPad や Kindle、携帯電話にお金を費やしています。
IDC は、市場は 2012 年に回復し、時間の経過とともに 2 桁の成長に戻ると予測しています。
しかし、この短期的な傾向は、PCにプリインストールされたWindowsの売上に大きく依存しているマイクロソフトにとって、好ましい兆候とは言えない。マイクロソフトは先週、Windowsの次期バージョン(コードネーム:Windows 8)を発表した。このOSは、タブレットやiPadのライバル製品でより使いやすくするために、劇的に刷新されたインターフェースを備えている。
第 1 四半期の PC 出荷数が予想を下回ったことを考えると、IDC の予測の下方修正はまったく予想外というわけではなかった。