
USPSはトランプ大統領からの増収圧力を受け、アマゾンのラストマイル配送料金を9~12%引き上げたい考え
モニカ・ニッケルズバーグ著

米郵政公社は、郵便規制委員会への新たな提出書類によると、アマゾン、フェデックス、UPSが利用するパーセルセレクトサービスの料金を9.1~12.3%値上げする予定だ。
パーセルセレクトは、荷物を顧客の自宅まで届けるラストワンマイルサービスです。これは、規制当局の承認が得られれば2019年1月27日に発効するUSPSの事業全体にわたる複数の値上げの一つです。財政難に陥っているUSPSは、「新しい料金設定により、郵便局の競争力を維持し、必要な収入を確保できる」と述べています。
提案された値上げは、ドナルド・トランプ大統領がUSPSの「小包配達市場の拡大と価格設定、そして競争市場におけるUSPSの役割」などについて見直しを命じてから6か月後に発表された。この大統領令は、郵政公社の財務と運営を見直し、大統領に報告するためのタスクフォースを設置し、「持続可能なビジネスモデルの下で運営する」ための条件を整えることを目指している。
USPSは財政難に陥っている。2017年の収入は前年比で18億ドル減少したと報告されており、その主な要因は手紙やハガキといった通常郵便物の減少だ。
トランプ大統領の大統領令はアマゾンを特に標的としたものではないが、トランプ大統領はツイッター上でこのシアトルの電子商取引大手を繰り返し攻撃し、同社がUSPSを騙していると非難している。
年間数十億ドルもの損失を出している米国郵便局は、なぜアマゾンなどの配送業者にわずかな料金しか請求せず、アマゾンを裕福にし、郵便局を愚かで貧しくしているのでしょうか?もっと高額な料金を請求すべきです!
— ドナルド・J・トランプ(@realDonaldTrump)2017年12月29日
USPSの広報担当者は、今回の値上げはトランプ大統領からの圧力に応じたものではないと述べた。アマゾンはこの発表についてコメントを求めたが、すぐには連絡が取れなかった。