
中国が宇宙実験室の自撮り写真を撮る
中国が宇宙実験室の自撮り写真を撮る

中国の査察衛星「板星2号」から撮影された「自撮り写真」には、天宮2号軌道実験室にドッキングした神舟11号宇宙船が写っている。(写真提供:中国国家航天局、CCTV経由)
アラン・ボイル著

中国の宇宙実験室「天宮2号」には、デスクトッププリンターほどの大きさの写真撮影衛星がパパラッチとともに飛行している。
衛星「板星2号」は週末に研究所から放出され、すでに神舟11号宇宙船がドッキングした天宮2号の画像を数百枚撮影している。
軌道上の「自撮り棒」と呼ばれるもののテストは、現在中国の宇宙飛行士ジン・ハイペンとチェン・ドンが行っている30日間の神舟ミッションの主要目的の1つだ。
板星2号は、これまでの検査衛星を使った実験を基にしており、編隊飛行して可視光線と熱赤外線の波長で写真を撮影し、宇宙実験室の状態を監視する予定だ。
重さ100ポンド(47キログラム)の太陽光発電衛星は、アンモニアスラスタシステムを使って最大500キロメートル(300マイル)まで後退し、その後再び接近して接近調査を行う予定です。また、半星2号は地球の写真撮影や軌道上のデブリの監視も行う予定です。
景氏と陳氏は神舟号で天宮2号を離れ、11月中旬に地球に帰還する予定で、中国史上最長の有人宇宙ミッションを締めくくることになる。