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ヘイ、Siri、もっと忙しくして:Appleがついに開発者にパーソナルアシスタントへのアクセスを許可

ヘイ、Siri、もっと忙しくして:Appleがついに開発者にパーソナルアシスタントへのアクセスを許可

ダン・リッチマン

(Apple経由)。Siriのスクリーンショット
(Apple経由)

アップルは、ほぼ5年を経て、ついにiOS(そしてmacOS)の仮想アシスタントであるSiriへのアクセスを開発者に提供し、肉体のない女性の声が実現できる機能の数と種類が拡大する可能性があると、同社が本日サンフランシスコで開催した世界開発者会議で発表した。

「iOS 10では、Siriを開発者に公開しているので、Siriはさらに多くのことができるようになる」と、アップルのソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長クレイグ・フェデリギ氏はデモ中に語った。

「Siriに『ナンシーにWeChatを送って』と頼めば、ナンシーがWeChatを呼び出すことができます」とフェデリギ氏は述べた。「SlackとWhatsAppを通じたメッセージングにも対応しました。Uberでライドシェアもできます。Pinterestなどのアプリで写真検索もできます。MapMyRunでは、スタート、ストップ、一時停止もできます。支払いは(ドイツのオンライン決済サイト)Number26で、SkypeでVoIP通話もできます」

2011年10月に革新的な人工知能としてデビューしたSiriは、アクセス可能なAPIがないため、Apple以外では普及が進んでいません。対照的に、Amazonによると、先月時点で1,000ものサードパーティ製アプリがAmazonの音声対応バーチャルアシスタント「Alexa」を活用しているとのこと。

その他の開発ニュースでは、フェデリギ氏はiMessageアプリが開発者に公開されると付け加え、一方AppleのCEOティム・クック氏はiPadで子供たちにプログラミングを教えるためのアプリ「Swift Playground」を発表した。