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サンフランシスコでは「キルスイッチ」技術の導入により携帯電話の強盗が25%減少

サンフランシスコでは「キルスイッチ」技術の導入により携帯電話の強盗が25%減少

ブレア・ハンリー・フランク

iPhone6_PF_SpGry_5-Up_iOS8-PRINT-2本日発表された新たなデータによれば、スマートフォンの所有者は、携帯電話の盗難に関して少しは安心できるという。

ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏、サンフランシスコ地方検事のジョージ・ガスコン氏、ニューヨーク州司法長官のエリック・T・シュナイダーマン氏は共同プレスリリースで、2013年1月から2014年12月にかけて、各都市における携帯電話の盗難件数が減少したと発表した。サンフランシスコでは最も大きな変化が見られ、この期間にiPhoneの盗難は40%、携帯電話全体の盗難は27%減少した。ニューヨーク市警察は、同期間におけるiPhoneの盗難が25%、携帯電話全体の盗難が16%減少したと記録している。

ロンドンでも同様にスマートフォン犯罪が減少しており、スマートフォンの盗難は40パーセント減少した。

このニュースは、AppleとGoogleがモバイルOSの最新バージョンに「キルスイッチ」を導入した後に発表された。これにより、元のユーザーの許可なく携帯電話のデータを消去・再アクティベートすることが防止される。Appleは2013年に初めて「アクティベーションロック」機能を導入し、Googleも10月にリリースされたAndroidのLollipopアップデートで独自の機能を導入した。

マイクロソフトは今年後半に、Windows 搭載の携帯電話に独自のキルスイッチ機能を組み込む予定だ。

カリフォルニア州は昨年、今年7月1日以降に同州で販売されるすべてのスマートフォンに、窃盗犯による再利用を防ぐためのキルスイッチの搭載を義務付ける法案を可決した。