
ブルーオリジンは、地球周回軌道およびそれ以降のミッションを支援する多目的宇宙プラットフォーム「ブルーリング」を発表した。
カート・シュロッサー著

ブルーオリジンは、ホスティング、輸送、燃料補給、データ中継、物流などにわたるサービスを提供する多目的、多任務の中継基地として機能するように設計された新しい宇宙船プラットフォームの計画を発表した。
月曜日のブログ投稿によると、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏がワシントン州ケントに設立した宇宙ベンチャーは、このプラットフォームを「ブルーリング」と名付けており、ブルーオリジンの新しい事業部門「インスペースシステムズ」によって開発されているという。
ブルーリングは、地球近傍月領域およびそれ以降の中軌道でのミッション向けに、クラウドコンピューティング機能を含む宇宙物流と配送を商業および政府顧客に提供します。
「ブルーリングは、今日の宇宙飛行における最も困難な2つの課題、すなわち宇宙インフラの拡大と軌道上の移動性の向上に取り組んでいます」と、インスペースシステムズ担当シニアバイスプレジデントのポール・エバーツ氏は声明で述べています。「私たちは、お客様に、ミッションの成功を確実にするために重要なデータにアクセスしながら、様々な軌道に容易にアクセスし、コスト効率よく移動できる能力を提供しています。」
Aviation Week の報道によると、このプラットフォームは、ブルーオリジン社が設計し、主に製造した化学・太陽光発電ハイブリッド推進システムで駆動される予定だ。
ブルーリングの寸法は明らかにされていないが、このプラットフォームは約42メートル(144フィート)のロールアウト式ソーラーパネルから電力を得る予定だ。Aviation Week誌によると、ブルーリング1基で6,660ポンド(約3,200キログラム)以上のペイロードを運ぶことができるという。
アビエーション・ウィーク誌はまた、ブルーリングのエンジンは、ニューシェパード弾道システムやその他の宇宙船で使用されているブルーオリジンの現在のエンジンラインから転用されることはないとも報じた。
ブルーオリジンは、元アマゾン・デバイス部門最高責任者のデイブ・リンプ氏が12月4日付で最高経営責任者に就任し、新たなCEOを迎える予定だ。