
ラテが少し足りない?スターバックスが故意にドリンクを少なめにしていたと訴訟
カート・シュロッサー著
スターバックスのコーヒーを最後の一滴まで愛飲する愛飲家は、シアトルを拠点とするコーヒー大手スターバックスに対し、同チェーンがラテのカップに意図的にコーヒーの量を少なく入れているとして起こされた訴訟に注意深く耳を傾けるべきだ。
ロイターの報道によると、カリフォルニア州の連邦裁判所は、全米規模の集団訴訟で原告2人が詐欺や虚偽広告などの罪でスターバックスに損害賠償を求めることができるとの判決を下した。
原告のサンフランシスコ在住のシエラ・ストラムラウフ氏とカリフォルニア州カールスバッド在住のベンジャミン・ロブレス氏は、スターバックスがラテの容量が25%も小さいにもかかわらず、客に過剰請求していると主張している。原告らは、全米1万1000店以上の店舗でバリスタが、ミルク代を節約するために2009年に採用されたレシピに基づいてラテを作っていると主張している。ロイター通信によると、バリスタはミルクを温める際に「満杯まで」の線が低すぎるピッチャーを使用し、カップに1/4インチ(約6.3cm)の空きスペースを残すことが義務付けられている。
訴訟では、スターバックスのトール、グランデ、ベンティのラテカップの容量がちょうど12オンス、16オンス、20オンスであるため、顧客が不当に利用されていると主張している。
「本件は、法的に見て、主張されている欺瞞行為が単純にあり得ないというケースではない」と、米国連邦地方裁判所のテルトン・ヘンダーソン判事は判決文で述べた。「裁判所は、ラテを飲む人々の相当数が、『グランデ』には16オンスの液体が入っていると信じていた可能性が高いと判断した。」
スターバックスの広報担当者、レジー・ボルゲス氏は月曜日、ロイター通信に対し、同社は訴訟に根拠がないと考えており、抗弁する用意があると述べた。また、顧客が飲み物の作り方に満足していない場合は、「喜んで作り直します」とも述べた。
USAトゥデイ紙によると、シカゴ在住の女性が5月、スターバックスに対し、同社が冷えた飲み物に氷を入れすぎたことで客に不当な扱いをしたとして500万ドルの損害賠償を求める訴訟を起こした。