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2011年上半期にIPOが活発化したが、好景気は過ぎ去ったのではないかとの懸念も浮上している。

2011年上半期にIPOが活発化したが、好景気は過ぎ去ったのではないかとの懸念も浮上している。

ジョン・クック

IPOのチャンスは巡っては去っていくものだ。過去8ヶ月間、そのチャンスは大きく開かれ、LinkedIn、Pandora、Zillowといった企業が株式市場で取引を開始した。Tableauがまとめたデータによると、2011年上半期には260億ドルもの巨額の資金がIPOに流入し、前年同期のほぼ3倍に達した。

しかし、ここ数日の金融市場の混乱により、特にベンチャーキャピタリストの間では、そのチャンスが突然閉ざされてしまったのではないかとの懸念が広がっている。

今週シアトルで開催されたパネルディスカッションで、マドロナ・ベンチャー・グループのグレッグ・ゴッテスマン氏は、このチャンスが今後も続くことを期待していると述べた。しかし、上場を控えているシアトルのRFID企業Impinj社を支援した同ベンチャーキャピタリストは、今後の展開に確信が持てないようだ。

グレッグ・ゴッテスマン

「もし、長い間そうであったように、再び閉鎖されれば、もう少し厳しい状況になると思う」とゴッテスマン氏は語った。

「いつか、テクノロジーの世界の外で起きているこうした出来事すべてが、私たちを襲うことになる。まるで丸太小屋の外に熊がいて、ガサガサと音を立てて、いつ醜い頭をもたげてくるか待っているような気分だ」と同氏は語った。

少なくとも今のところ、この弱気相場はIPO市場を軌道から完全に外すには至っていません。以下のデータからもわかるように、2011年はここ数年で最もIPOが好調な時期の一つになりそうです。

Tableau がルネッサンス キャピタルから収集したデータを見てみましょう。