
Amazon Web Servicesは、より幅広いソフトウェア開発ツールのサポートにより、サーバーレスコンピューティング戦略を拡大します。
トム・クレイジット著

ラスベガス – Amazon Web Services の Lambda サービス上でサーバーレス アプリケーションを構築する開発者は、好みの開発環境とプログラミング言語をさらに多く使用できるようになります。
Amazonの最高技術責任者(CTO)であるヴェルナー・フォーゲルス氏は、木曜日に開催されたre:Invent 2018における開発者向け基調講演で、AWSが3つの人気ソフトウェア開発環境(PyCharm、IntelliJ、VS Code)のサポートを開始し、それぞれに対応するAWSツールキットをリリースすると発表しました。これらのツールキットにより、開発者は使い慣れた環境でサーバーレスアプリケーションを開発・展開できるようになります。また、これらのツールキットはApache 2.0オープンソースライセンスの下でリリースされます。
ヴォーゲルス氏はまた、LambdaがLambda Runtime APIを通じて主要なプログラミング言語をサポートするようになったことを発表しました。これにより、開発者はLambdaで関数を作成する際に言語ランタイムを指定できるようになります。これまでLambdaは、JavaやNode.jsなど、広く使用されている一部の言語のみをサポートしていました。
「今では、サーバーレス開発に使用できる言語の種類に制限はありません」とVogels氏は述べています。
サーバーレスコンピューティングは、開発者がアプリケーションを実行するハードウェアについて何も知らなくてもアプリケーションコードを記述できる、成長著しいソフトウェア開発手法です。AWSはサーバーレスの先駆者であり、2014年にLambdaを発表し、それ以来、着実に新機能やサービスを追加してきました。
ヴォーゲルス氏は、クラウドリーダーであるAWSが提供するマネージド開発ワークフローサービス「AWS Step Functions」に8つのAWSサービスを追加するなど、開発者にとって使いやすい機能をいくつか紹介し、聴衆から大きな拍手を浴びました。また、AWS API Gatewayにより、開発者がWebsocketsを使用して、エンドユーザーとアプリケーションサーバー間の双方向通信をアプリの再読み込みなしで実現できるサーバーレスアプリケーションを作成できるようになることも発表しました。