
マイクロソフトとの契約が成立し、GitHubは学生向けの新しい教育パッケージを発表
トム・クレイジット著

最近マイクロソフトに75億ドルで買収されることに合意したソフトウェア開発プラットフォームのGitHubは、複数のGitHubサービスを1つのパッケージにまとめた学校向けの新しい無料サービス、GitHub Educationの開始により、学校、大学、教育機関向けのサービスを拡大している。
2,800万人がオンラインコードリポジトリを利用してコーディングプロジェクトの共同作業や企業向けアプリ開発を行っている中、多くの学校でもStudent Developer PackやGitHub ClassroomといったGitHub製品を活用し、学生にコードを使った作業方法やグループワークの成果物の作成方法を教えています。新しいGitHub Educationバンドルは、これらの個別のツールの一部を統合し、Github for BusinessやGithub Enterpriseといったプロフェッショナルレベルのツールへの無料アクセスも提供します。
もちろん、学校はアメリカの企業を支えるアプリケーションを開発しているわけではありませんが、学生をそのような環境で働けるように訓練しています。そして、その訓練の大部分は、プロの同僚が使用しているのと同じ最先端技術に慣れることです。そのため、すべての主要なクラウドベンダーは、学生向けにサービスパッケージを提供しています。
買収はまだ完了していないものの、レドモンドのMicrosoftがGitHubを75億ドルで買収すれば、Microsoft Azureにとって新たな顧客獲得の糸口となる可能性がある。GitHubは同社史上3番目に大きな買収となる。MicrosoftはGitHubをあらゆるクラウドで動作する独立したコードリポジトリとして維持することを約束しているが、開発者たちはMicrosoftがGitHubをAzureやVisual Studioなどの商用製品とどのように統合していくのかを注視しているだろう。
マイクロソフトがGitHubを買収した理由の一つは、ソフトウェア開発が純粋なテクノロジー企業の枠を超えて拡大し続けるという確信です。マイクロソフトのCEO、サティア・ナデラ氏は、この買収に関する投稿で次のように述べています。「精密医療から精密農業、パーソナライズ教育からパーソナライズバンキングまで、あらゆる業界がテクノロジーの影響を受けているため、開発者コミュニティの数と重要性はますます高まっていくでしょう。」
買収は今年後半に完了すると予想されており、買収が完了するまで両社は独立して運営される。