
スペースフライト・インダストリーズは、重要な打ち上げが近づくにつれ、財務再編を進めている。
アラン・ボイル著

シアトルに拠点を置くスペースフライト・インダストリーズは今週、これまでで最も野心的な衛星打ち上げ作戦を前に債務再編計画の状況を明らかにした。
火曜日に証券取引委員会(SEC)に提出された書類によると、2,990万ドルの債券およびその他証券のオプションの募集が予定されており、これまでに5人の投資家が参加している。提出書類によると、募集のうち2,200万ドルが売却され、790万ドルが残っている。
スペースフライト・インダストリーズの広報担当ジョディ・ソレンセン氏は、GeekWire への電子メールで、この申請は同社が再編契約を終えたことがきっかけになったと語った。
「その資金の一部(1500万ドル)は再編によって調達され、より容易に利用できるようになり、既存の投資家からもさらに700万ドルが投資されました」と彼女は説明した。「つまり、一部は再編によるもので、残りは純新規投資です。」
再編契約に関する詳細はすぐには明らかになっていないが、新たな情報が入り次第、この記事を更新していく予定だ。
スペースフライト・インダストリーズのこれまでの投資家には、故ポール・アレン氏のベンチャーキャピタルファンドであるバルカン・キャピタル、ザ・スペース・アライアンスとして知られるフランスとイタリアの合弁企業、日本の三井物産、ピーター・ティール氏のミスリル・キャピタル・マネジメント、RREベンチャーキャピタル、レイザーズ・エッジ・ベンチャーズなどが含まれている。
スペースフライト インダストリーズには 2 つのサービス子会社がある。衛星打ち上げロジスティクスを扱うスペースフライトと、スペクトラ ソフトウェア プラットフォーム上で地理空間データ サービスを提供しており、独自の地球観測衛星群を軌道に乗せる準備を進めているブラックスカイである。
同社はまた、ワシントン州タクウィラの施設でブラックスカイ向けの衛星を製造するため、タレス・アレニア・スペースとの合弁事業にも携わっている。レオステラとして知られるこの合弁事業は、今後1~2年でブラックスカイ衛星群向けの衛星20基を製造する任務を負っている。
スペースフライト社は、長年の準備を経て、月曜日にカリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地からスペースX社のファルコン9ロケットで64基の衛星を打ち上げる予定だ。シアトルに拠点を置く同社は、顧客との契約締結と、特注の多層展開構造における宇宙船の統合管理を担当してきた。
ペイロードの中には、軌道に乗る最初のブラックスカイ・グローバル衛星も含まれる。
スペースフライト社によると、太陽同期軌道へのミッション(SSO-Aまたはスモールサット・エクスプレス)は、米国発のロケットを用いた単独の相乗りミッションとしては最大規模となる。ちなみに、インドの極軌道衛星打ち上げロケット(PSLV)は、スペースフライト社が関与した2017年2月の104機の打ち上げにより、単一ロケットによる衛星打ち上げの最多記録を保持している。