
ブルーオリジンの元社長ロブ・マイヤーソン氏がジェフ・ベゾスの宇宙ベンチャーから離脱
アラン・ボイル著

今年までアマゾンの億万長者ジェフ・ベゾスの宇宙ベンチャー、ブルーオリジンの社長を務めていたロブ・マイヤーソン氏が同社を退社したと発表した。
メイヤーソン氏は1月以来、ブルームーン月着陸船システムやニューアームストロング惑星間級ロケットといった先進開発プログラムを担当する上級副社長を務めてきた。メールの中で彼はGeekWireへの取材に対し、金曜日が同社での最終日だと述べた。メイヤーソン氏の在任期間中、同社の従業員数は10人から1,500人以上にまで増加した。
マイヤーソン氏は「次のステップを決めるためにしばらく休職する」と述べた。
ミシガン州出身のマイヤーソン氏は、2003年にワシントン州カークランドに拠点を置くキスラー・エアロスペースからワシントン州ケントに拠点を置くブルーオリジンに移籍した。LinkedInのウェブサイトによると、キスラー・エアロスペースではシニアプログラムマネージャーを務めていた。キスラーに入社する前は、テキサス州にあるNASAジョンソン宇宙センターで航空宇宙エンジニアとして12年間勤務し、スペースシャトルや宇宙ステーションのプログラム、そしてX-38有人救出機のプログラムに携わっていた。
ブルーオリジンの社長として、マイヤーソン氏はベゾス氏に次ぐ知名度を誇っていました。例えば、2017年4月の上院小委員会の公聴会では、宇宙規制の合理化を訴えました。しかし、2017年9月、航空宇宙業界の幹部であるボブ・スミス氏がブルーオリジンの初の正式なCEOとして脚光を浴びると、マイヤーソン氏はわずか数ヶ月後にCEOを交代しました。
マイヤーソン氏の退任は、ブルーオリジンにとって極めて重要な時期だ。同社は来年初頭にニューシェパード弾道宇宙船による初の旅客飛行に向けて準備を進めており、ニューグレン軌道級ロケットとBE-4ロケットエンジン(空軍の支援を受けて)の製造準備を進めている。さらに、NASAの月探査計画の一環として、将来のブルームーンへの宇宙船の投入にも取り組んでいる。ブルーオリジンはまた、低軌道宇宙活動の商業化に関する報告書を今年中に提出する予定の13チームのうちの1つでもある。