
Amazon、Kindle iOSアプリをアップデート、Goodreadsとの連携など
ブレア・ハンリー・フランク著
シアトルに本社を置く同社が本日リリースした大規模なアップデートにより、Apple のモバイル デバイスのユーザーは iOS 向け Amazon Kindle アプリのさまざまな新機能を利用できるようになりました。
新しいKindleアプリは、新しい読者の文学的嗜好を取り込み、Amazonが好みそうな本のサンプルを表示するようになりました。これは、Amazonが昨年買収した書評家のためのソーシャルネットワーク「Goodreads」を活用しています。
Goodreadsと言えば、今回のアップデートではソーシャルネットワークとの連携も強化されました。ユーザーはナビゲーションコントロールのボタンをタップするだけで、Goodreadsに本の読み進め具合を更新したり、引用文をネットワークで簡単に共有したりできるようになりました。読書を終えると、Kindleアプリにログインしていれば、Goodreadsで本を評価するように促されます。
このアプリは、書籍シリーズを順番に読むのを容易にします。読者がシリーズのある本を読み終えると、次の本をウィッシュリストに追加するよう促されます。ただし、AmazonはAppleのアプリ内課金システムを通じて書籍を販売することを拒否しており、Appleに売上の一部が支払われているため、購入することはできません。ユーザーが書籍をダウンロードすると、ライブラリで書籍の表紙を長押しすることで、Amazonが収集した情報を見ることができます。表紙をタップすると、あらすじ、レビュー、テキストに関する詳細情報がポップアップ表示されます。
Amazonの月額電子書籍サブスクリプションサービス「Kindle Unlimited」のユーザーは、Appleのプラットフォーム上でKindle書籍の販売を拒否するAmazonの方針をようやく回避できるようになります。Amazonのストアを経由することなく、Kindleアプリから直接対象書籍をダウンロードできるようになります。
読書体験に対するすべての改善に加えて、本日のアップデートでは Audible Progressive Play もサポートされるようになりました。これにより、ユーザーは数時間に及ぶオーディオ ファイル全体がダウンロードされるまで待たずに、購入したオーディオブックをダウンロードしながら聴き始めることができます。
このアップデートは、Amazon と Apple 両社の製品販売のゴールデンタイムであるホリデー ショッピング シーズンの終わり近くに行われました。