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Auth0、アイデンティティ管理会社の国際展開を加速するため5500万ドルを調達

Auth0、アイデンティティ管理会社の国際展開を加速するため5500万ドルを調達

ナット・レヴィ

(Auth0写真)

開発者がアプリケーションにID認証機能を組み込むのを支援するワシントン州ベルビューのスタートアップ企業Auth0は、世界展開に着手するため5,500万ドルを調達した。

シリーズDラウンドはSapphire Venturesがリードし、World Innovation Lab、そして過去の投資家であるBessemer Venture Partners、Trinity Ventures、Meritech Capital、K9 Venturesが参加しました。設立5周年を迎える同社は、これまでに1億1,000万ドルを調達しました。

Auth0 CEO、Eugenio Pace(LinkedIn の写真)

Auth0のプラットフォームには、シングルサインオン、二要素認証、パスワード不要のログイン機能、パスワード侵害の検知機能などのサービスが含まれています。企業が社内外のクラウドサービスを数十も導入するにつれ、それらすべてのサービスにおけるセキュリティとコンプライアンスの確保はますます困難になっています。シングルサインオン製品は、こうした複雑さを管理するのに役立ちます。

Auth0の共同創業者であるエウジェニオ・ペース氏は、前CEOのジョン・ゲルシー氏の退任に伴い、昨年12月にCEOに就任しました。この経営陣の交代は、同社が3,000万ドルの資金調達ラウンドを獲得してからわずか6ヶ月足らずで行われました。

この市場には多くの大手企業が存在します。Okta は 2016 年に株式を公開して以来、着実に成長を続けており、また Pace 氏の以前の雇用主である Microsoft も、Active Directory 製品でこの市場でかなりのビジネスを展開しています。

2016年にシアトル・トップ10企業に選ばれたAuth0は、既に国際的な成功を収めています。ゲルシー氏は昨年、GeekWireの取材に対し、収益の半分以上が海外の顧客から得られていると語りました。2017年には、Auth0はロンドン、シドニー、東京に新オフィスを開設しました。

同社は2017年が好調な年だったと発表し、顧客数が倍増し、売上高が100%増加したと報告した。昨年は140名を新規採用し、現在は約350名を雇用している。年末までにさらに数百名を増員する予定だ。