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ワシントン州とトランプ政権が法廷闘争を続ける中、判事は3Dプリンター製銃の設計図の差し止めを延長

ワシントン州とトランプ政権が法廷闘争を続ける中、判事は3Dプリンター製銃の設計図の差し止めを延長

モニカ・ニッケルズバーグ

3Dプリントされた銃の部品。(Flickr写真提供:Alexbp)

シアトルの連邦判事は月曜日、3Dプリンター製銃器の説明書の公開を禁止する命令を延長し、連邦政府に対する訴訟でワシントン州および他の州を支持した。

ロバート・ラズニック判事は、一時的な差し止め命令を、判決が出るまで3D銃の設計図の作成者がその説明書をオンラインで配布することを禁止する長期の差し止め命令に変更した。

最新情報: 主たる被告であるDefense Distributedは、ラスニック判決を受けて、3D銃器の設計図をいかなる価格でも販売すると発表した。CNNによると、Defense Distributedの創設者であるコーディ・ウィルソン氏は、判決により設計図の無償配布は禁じられているものの、販売は許可されていると主張している。

ワシントン州のボブ・ファーガソン司法長官は、2015年の別の訴訟の和解の一環として国務省が銃器製造計画の開示を認めたことを受けて、7月下旬にドナルド・トランプ大統領政権を相手取って複数州で訴訟を起こした。

トランプ政権は、3D銃器チュートリアルを制作する団体Defense Distributedと、ワシントン州ベルビューの銃規制支持団体Second Amendment Foundationと和解しました。和解により、設計図のオンライン公開が認められるはずでした。被告側は、設計図の公開を阻止することは、憲法修正第1条に規定された言論の自由の権利を侵害すると主張しています。

ラスニック判事は、米連邦地方裁判所での判決で、「現行の制限が撤廃された場合、州が被るであろう回復不能な損害と比べれば、民間被告の憲法修正第1条に基づく権利にかかる取り返しのつかない負担は取るに足らないものであり、全体として、この訴訟が係属中、現状維持が公共の利益として強く支持される」と述べた。

ファーガソン氏は月曜日の声明で判決を称賛したが、「単純な疑問を抱かざるを得ない。なぜトランプ政権は、追跡も検知もできない3Dプリンターで作られた銃を家庭内暴力加害者や重罪犯、テロリストが利用できるように、これほど熱心に取り組んでいるのか」とも述べた。