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ウォール街はデータベースを好み、MongoDBはIPOで30%以上急騰

ウォール街はデータベースを好み、MongoDBはIPOで30%以上急騰

トム・クレイジット

MongoDB の従業員が新規株式公開を祝う。(Nasdaq の写真)

急成長中のクラウドデータベースプロバイダーMongoDBの株価は、同社が木曜日の新規株式公開で1億9,200万ドルの調達に成功したことを受けて、当初の提示価格24ドルを大きく上回る32.07ドルで取引を終えた。

MongoDBは、ここ数年のNoSQLデータベースへの関心の高まりを背景に、オープンソースデータベースを開発・運用しています。ソフトウェアアプリケーションの開発・展開を迅速化したい企業は、従来エンタープライズコンピューティングで使用されてきたSQLデータベースよりも柔軟性の高いデータベースを求めていました。MongoDBは、サポート対象バージョンのデータベースを有料で提供しており、監視ツールや開発者ツールなどの製品もいくつか開発しています。

「MongoDBは、大規模で複雑な本番環境で表形式データベースを使用することへの不満から生まれました」と、MongoDBの共同創業者兼最高技術責任者であるエリオット・ホロウィッツ氏は、IPOを祝うブログ記事に記しています。「私たちは、開発者がアプリケーションを開発する際に、データベースの扱いに煩わされることなく、アプリケーションそのものに集中できるよう、自分たちが使いたいと思うデータベースの構築を目指しました。」

ニューヨークに本社を置く創業10年の同社は、シアトルにもオフィスを構える多くの地方企業の一つで、2015年度から2017年度にかけて売上高を3倍に伸ばしたが、かなりの赤字に陥っている。1月31日締めの2017年度は、売上高9,120万ドルに対し、同期間全体で8,670万ドルの赤字を計上し、過去の会計年度よりも大幅な損失となった。

それでも、今年はデータベースプロバイダー間の競争が激化しました。MicrosoftとGoogleは新しいクラウドベースのデータベースを発表し、Amazon Web ServicesとOracleはデータベース技術をめぐって互いに激しい攻防を繰り広げました。ハイブリッドクラウドの導入がクラウドコンピューティングの次の段階として台頭する中、MongoDBのような分散データベースは引き続き大きな注目を集めるでしょう。

「今日の状況を概観すると、MongoDBは20年以上ぶりにIPOを果たしたデータベース企業だ」と、MongoDBのCEOであるデヴ・イッティチェリア氏はIPOについて論じた自身の投稿で述べた。