
ValveがLinuxベースのリビングルーム向けオペレーティングシステム「SteamOS」を発表
テイラー・ソパー著
Valve は本日、予定されていた 3 つの発表のうち最初の発表を行い、リビングルーム向けに設計され Linux をベースにした無料の Steam オペレーティング システムを公開しました。
SteamOSは、Steamの現行プラットフォームをベースに構築された、PC向けのスタンドアロンオペレーティングシステムです。Valveの説明によると、「Linuxの堅牢なアーキテクチャと大画面向けのゲーム体験を融合」しています。
「Steamをリビングルームに導入する取り組みを進める中で、顧客に価値を提供するのに最適な環境は、Steam自体を中心に構築されたオペレーティングシステムであるという結論に達しました」とValveは書いている。
ベルビューに拠点を置くValveは、SteamOSのファミリー共有機能と家庭内ストリーミング機能も発表しました。これにより、ゲーマーはWindowsまたはMacコンピューターからテレビに直接ゲームをストリーミングできます。さらにValveは「多くのメディアサービス」と連携し、SteamOSで音楽、テレビ番組、映画を視聴できるようにしています。
Valveの共同創業者であるゲイブ・ニューウェル氏は、先週のLinuxConの基調講演で、Linuxのオープン性ゆえに「ゲームの未来」であると述べました。Valveは本日、SteamOSの発表でこの見解を改めて表明しました。
「SteamOSの『オープン性』とは、ハードウェア業界がこれまでよりもはるかに速いペースでリビングルームで開発を繰り返すことができることを意味します」とValveは記している。「コンテンツクリエイターは顧客と直接つながることができます。ユーザーはソフトウェアやハードウェアのあらゆる部分を自由に変更したり交換したりできます。ゲーマーは、愛するゲームの制作に参加できるようになります。SteamOSは進化を続けますが、今後もこうしたイノベーションを促進するために設計された環境であり続けるでしょう。」
Valveは長年、PCゲームをリビングルームに持ち込むことを検討しており、今週の発表は、同社がそれをどのように実現していくかを示す土台となるはずです。Steamオペレーティングシステムについて少し触れたところで、ニューウェル氏が先週述べたように、「Linuxをリビングルームに持ち込むためのハードウェアの可能性」に関するValveの計画についても何か発表されることを期待しましょう。
次回の発表は水曜日の午前 10 時 (太平洋標準時) になります。