
ラリー・ペイジ:グーグルは長期にわたるクレイジーなプロジェクトにもっと資金を投入すべきであり、減らすべきではない
トッド・ビショップ著
振り返るたびに、同社の自動運転車から、人間の生活の向上と延長を目指す Calico イニシアチブまで、一見突飛な Google プロジェクトがニュースになっているようだ。
実際、今日の午後のGoogleの収益に関する電話会議でアナリストがGoogle CEOのラリー・ペイジ氏に指摘したように、Googleはこれらの投機的なプロジェクトにR&D予算の相当な額(おそらく多すぎる)を費やしているように思えるかもしれない。
しかし、実際にはそうではないとペイジ氏は答えた。それどころか、会社はこうした分野にもっと資金を投入すべきであり、減らすべきではないと述べた。以下は、電話会議での彼の発言の抜粋である。
私の主な苦労は、長期的な研究開発に資金を投入してもらうことです。多くの企業、たとえ多額の研究開発予算を持つ企業であっても、その99%は漸進的な改善、つまり既存事業への比較的小さな改善に留まり、Androidが誕生した頃のように、真に長期的な成果につながるのはわずか1%程度でしょう。私の仕事はそれとは正反対で、人々に長期的な研究開発に資金を投入してもらうことです。
確かに、人々はそれが重要だと認識していると思います。しかし、私の経験ではそうではありません。長期的なものに有意義な形で資金を投入するのは非常に困難です。Calicoのような企業への投資は、絶対数としては大きな金額ですが、Googleにとってはそれほど大きなものではありません。本当は、もっと大きな投資を私に求めるべきです。どうすればいいのか、私も知りたいです。しかし、Googleの規模に比べて、投機的な事業に有意義な金額を投機的な投資に費やすのは、実際には非常に難しいと思います。
これは、投資家の短期的な要求と自社の妥当性を確保する長期的なニーズとのバランスを取ろうとする多くの上場テクノロジー企業にとっての緊張の原因を示す興味深い視点です。
マイクロソフトは、最終的に同社の製品に貢献するかどうかわからない幅広い基礎研究を行っているマイクロソフトリサーチ部門に関して、同様の質問にしばしば直面している。
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