
Windows 8が近づくにつれ、PC出荷予測は縮小
トッド・ビショップ著
調査会社ガートナーは今年と来年のPC出荷予測を引き下げたと報じられており、マイクロソフトのWindows 8オペレーティング・システムのリリースに向けて予想よりも弱い環境になる可能性が高まっている。
野村證券のウォール街のベテランアナリスト、リック・シャーランド氏は今朝、顧客向けメモの中で、ガートナーが週末に発表した最新のデータによると、2012年のPC出荷台数の成長率は0.9%と、従来の4.4%から下方修正されたと述べた。また、2013年についても、ガートナーは11.9%から11.1%に下方修正した。
この数字にはタブレットの出荷台数は含まれていません。マイクロソフトは本日ロサンゼルスでイベントを開催し、Windows 8のインターフェースをベースにした独自のタブレットコンピューターを発表するとの見方もあります。(ロサンゼルス行きの飛行機の中でこの記事を書いています。イベントの詳細は後ほどお伝えします。)
ガートナーに連絡を取り、同社の数字の変化を確認しました。事業の牽引役としてWindowsをプリインストールしたPCの販売に大きく依存しているマイクロソフトにとって、この全体的な傾向は好ましいものではありません。
シャーランド氏は、マイクロソフトの4-6月期決算の見通しがより明確になるまで、自身の業績予想を見直すつもりだと述べている。「ガートナーは現時点で四半期決算の最新情報を発表していないが、期待値の低下は2012年下半期のPC市場環境の不確実性に起因すると我々は考えている。」
アナリストは、タブレットに対応するよう設計されたものの、キーボードとマウスによる従来のWindowsインターフェースに慣れたPCユーザーにとっては最初は戸惑うような、Windows 8の新しいタイルベースのインターフェースと全画面アプリをめぐる「論争」を認めた。
彼は次のように記している。「移行が必要であり、今後も様々な反応が見られるでしょう。従来の『デスクトップ』プラットフォームに対する否定的な意見が増え、業界の成長の源泉となるタッチ操作の『Metro』プラットフォームに対する肯定的な意見が増えるでしょう。RTMは7月下旬から8月、GAは9月下旬から10月上旬になると予想しています。」