
メキシコのアエラス航空は、エビエーション社が製造する電気飛行機30機の契約を締結した。
メキシコのアエラス航空は、エビエーション社が製造する電気飛行機30機の契約を締結した。

エビエーション社のアリス機がアエラスの塗装を施したイメージ図。(エビエーション社のイラストレーション)
アラン・ボイル著

ワシントン州アーリントンに本社を置くエビエーション・エアクラフトは、メキシコに拠点を置くアエラス社から全電動航空機「アリス」30機の購入に関する意向書を受け取り、数十億ドル規模の受注残高を拡大した。アエラスは今年後半にモンテレイをハブ空港として地域路線の運航を開始する予定だが、エビエーション社の9人乗り通勤型機の納入には数年かかる見込みだ。
Aliceの試作機は昨年9月にワシントン州モーゼスレイクで初飛行試験を実施し、量産型は2027年までに市場投入される予定だ。11月、Eviation社は20億ドル以上の受注を獲得したと発表。受注を表明している企業には、ケープ・エア、グローバル・クロッシング、エヴィア・エアロ、DHLエクスプレス、ニュージーランド航空、オーストラリアのノーザンテリトリー・エア・サービスなどがある。