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Google Cloudの採用ラッシュ:アルファベットは第3四半期に6,450人の従業員を追加、クラウドが最大の要因と指摘

Google Cloudの採用ラッシュ:アルファベットは第3四半期に6,450人の従業員を追加、クラウドが最大の要因と指摘

トッド・ビショップ

シアトルのサウスレイクユニオン地区にある新しい Google Cloud キャンパス。(GeekWire Photo / Kurt Schlosser)

グーグルの親会社アルファベットは第3四半期に従業員数が純増6,450人となり、第2四半期末から約6%増加し、総従業員数は114,000人を超えた。

アルファベットの利益予想を下回る一因となった大規模な採用は、パブリッククラウド事業を長期的な成長の原動力として重視する同社の姿勢を示している。アルファベットの最高財務責任者(CFO)であるルース・ポラット氏は、投資家との電話会議で、技術職と営業職の両方で人員増加が最も大きかったのはGoogle Cloudだったと述べた。

Amazon Web Services、Microsoft Azureなどとクラウド分野で競合する同社は、今月初め、シアトルのAmazon本社キャンパスに隣接する場所に、新たなGoogle Cloudエンジニアリングセンターを開設した。Android、マップ、Chromeの開発チームも入居しており、同敷地内に建設予定の5棟からなるGoogleエンジニアリング複合施設の第一弾となる。

アルファベットの第3四半期の利益は予想を下回りました。これは、費用が前年同期比25%増の313億ドルとなったことが一因です。売上高は20%増の405億ドル、利益は30%減の70億ドルでした。また、資本支出は27%増加し、67億ドルとなりました。

ポラド氏は同社の収益発表で、「当社は成長を支える人材とインフラ、特にクラウドや機械学習などの新しい分野に慎重に投資を続けています」と述べた。

グーグルのCEOサンダー・ピチャイ氏は同社の電話会議で、メイヨー・クリニックとの提携やメイシーズを含む顧客との連携など、グーグル・クラウドの新たな展開について言及した。

グーグルは昨年、先週マイクロソフトに授与された国防総省の100億ドルのJEDIクラウドコンピューティング契約の競争から撤退した。