
UCLAの学生がネイサン・ミアボルド氏の卒業式スピーチを批判
フランク・カタラーノ著

UCLA卒業生のネイサン・ミアボルド氏は、スピーチに選ばれただけで物議を醸す卒業式スピーチのエリート集団に加わったばかりだ。
本日の学生新聞「デイリー・ブルーイン」に掲載された、力強い論調のコラムは、インテレクチュアル・ベンチャーズの共同創業者であり、元マイクロソフトの技術責任者兼リサーチサイエンティストでもあるマイアボルド氏をUCLA文学・理学部卒業式の講演者に選んだことを痛烈に批判している。論説では、インテレクチュアル・ベンチャーズを「世界最大の『特許トロール』」と呼び、マイアボルド氏自身を「利益を生むビジネスを経営する方法を確かに知っているものの、自分を今の地位に押し上げた業界を犠牲にしてまでも厭わない、長年続く白人男性卒業式講演者の一人」と評している。
作家のアラ・シリニアン氏は、マイルボルド氏が「非常に優れた人物」であり「間違いなく素晴らしいスピーチができる」と認めつつも、マイルボルド氏の選択はUCLAのより大きな問題、つまり卒業式のスピーカーの選出において学生の意見が十分に反映されていないことを示していると述べている。
ミアボルド氏のインテレクチュアル・ベンチャーズは、特許の取得、保有、ライセンス供与に関するアプローチで批判にさらされてきた。しかし、ミアボルド氏自身が卒業式の講演者選考に巻き込まれるのは今回が初めてかもしれない。この選考は、政治家、芸能人、ビジネスリーダーを、物議を醸しすぎる、あるいはSalesforce.comのマーク・ベニオフ氏(カリフォルニア大学バークレー校)のように「安全策」を取りすぎているとして、しばしば批判の的となる。
UCLAの卒業式は6月12日に予定されており、ミアボルド氏のスピーチも行われる予定だ。