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セールスフォースがツイッター買収を拒否、買収提案者なし

セールスフォースがツイッター買収を拒否、買収提案者なし

ダン・リッチマン

TechCrunch Disrupt SFでのマーク・ベニオフ氏。(GeekWire Photo / Taylor Soper)
TechCrunch Disrupt SFでのマーク・ベニオフ氏。(GeekWire Photo / Taylor Soper)

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セールスフォース・ドットコムのCEO、マーク・ベニオフ氏の発言を引用したフィナンシャル・タイムズの金曜日の報道によると、セールスフォース・ドットコムはツイッターの買収を見送る予定だという。

「今回の件については、我々は撤退しました。我々にとって適切な選択ではなかったからです」とベニオフ氏はフィナンシャルタイムズに語った。

このニュースを受けてツイッターの株価は6%以上下落した。

この時点で、サンフランシスコに拠点を置くこの企業には同情せざるを得ない。ディズニーやグーグルを含む他の買収候補は、入札を辞退している。Recode、Appleはおそらく買収対象から外れると述べている。CNBCによると、Facebookは関心を示していない。そして、FTによると、他に買収候補は現れていないという。

ベニオフ氏は、この買収をめぐって株主から圧力を受けていた。株主は、SaaS企業がなぜ経営難の消費者向けインターネット企業を買収しようとするのかと疑問を呈していたのだ。ベニオフ氏のリーダーシップの下、セールスフォースは買収を積極的に進めており、CrunchBaseによると、今年は9社、2015年には5社を買収している。

Twitterは10月27日に四半期決算を発表する予定であり、その際に買収問題、あるいはその代替案について言及する可能性が高い。

同社の株価は、今秋初めに同社が身売りに出されているとの報道を受けて21%急騰した。ブルームバーグの先月の記事によると、Twitterは創業から10年が経過した現在もなお、メディア企業なのかテクノロジー企業なのか判断できていないという問題を抱えている。また、別のブルームバーグの記事では、同社の成長は停滞し、ユーザー一人当たりの収益は低く、黒字化もしていないと指摘されている。

[編集者注: Salesforce はGeekWireの年間スポンサーです。]