
アンロック・ベンチャー・パートナーズが第2ファンドで6000万ドルを調達、シアトルとロサンゼルスのスタートアップ企業にさらに投資
テイラー・ソパー著

ニュース:シアトルとロサンゼルスを拠点とする新興企業に投資するシード段階の企業、Unlock Venture Partners が 6,000 万ドルの資金を調達しました。
詳細:これは、2018年に設立され、これまでに8,500万ドル以上を調達しているUnlockの2番目のファンドです。同社は、シアトル地域を拠点とする長年の起業家でありエンジェル投資家でもあるアンディ・リュー氏、ロサンゼルスを拠点とする3度の創業者であるサンジェイ・レディ氏、そしてサンフランシスコを拠点とするCaiman Consulting(Sia Partnersに買収)のCEOであるラージ・イマム氏が共同で率いています。
戦略: Unlockはシアトルとロサンゼルスに焦点を当てています。同社は、スタートアップがアーリーステージの資金調達に「アクセスが不足している」と考えている2つの都市です。シアトル地域に特化している数社の新興アーリーステージ投資ファームのうちの1社です。他には、Fuse、Flying Fish、Pioneer Square Labs、Graham & Walker、Ascendなどが挙げられます。
「スタートアップ企業は、ベイエリアのエコーチェンバーの外で成長し、資金調達を行うための支援を必要としています」と、 NetConversionsとBuddyTVを創業したLiu氏は述べた。同社はまた、ゲーム、Web3、メタバース関連の投資機会にも力を入れている。
統計データ:シアトルとロサンゼルスはどちらも新興スタートアップのエコシステムを有していますが、ベンチャーキャピタルの資金調達活動全体はシリコンバレーと比べると見劣りします。PitchBookによると、シアトル地域のベンチャーキャピタルは昨年約25億ドル、ロサンゼルス地域の企業は37億ドルを調達しました。これは、シリコンバレー全体での577億ドルの調達額とほぼ同額です。
ポートフォリオ: Unlockは、食肉・シーフードマーケットプレイスのCrowd Cow、フィンテックスタートアップのPossible、エドテックソフトウェア開発のBamboo Learning、ブロックチェーンゲーム企業のIrreverent Labsなど、37社以上の企業に投資を行ってきました。投資した企業のうち4社は、Make.TV(LTN Global)、Downstream(Jungle Scout)、Chatitive(Mailchimp)、Dolly(Updater)からエグジットしました。