
ディッシュがTモバイルへの買収を検討中との報道
ディッシュがTモバイルへの買収を検討中との報道
ブレア・ハンリー・フランク著
T-Mobile を誰が買収するかを巡る争いが激化している。
ロイター通信は本日、ディッシュ・ネットワークがベルビューに拠点を置く無線通信事業者への買収を検討していると報じました。また、衛星放送事業者のディッシュ・ネットワークは既にTモバイルの親会社であり筆頭株主でもあるドイツテレコムに買収の可能性について接触しており、ドイツテレコムのチャーリー・アーゲン会長は、ディッシュが現在保有する無線周波数帯域を活用するため、テレビ市場以外でのディッシュの保有資産拡大を望んでいると報じています。
このニュースは、先週、スプリントもディッシュの買収に興味を示しており、2014年前半に買収提案を行う計画があると報じられたことを受けてのもの。記事で引用された匿名の情報筋によると、ディッシュが買収提案を行うとは限らないが、スプリントが買収提案を行えば参入するだろうという。
ディッシュは今年初めにスプリントの買収を試みたが、日本のソフトバンクの買収提案に敗れた。また、ベルビューに拠点を置くクリアワイヤの買収もディッシュが提案していたが、クリアワイヤは最終的にスプリントの手に渡った。
司法省が競争阻害を懸念し、2011年にAT&TによるTモバイル買収を可能にする390億ドルの取引を阻止したことを考えると、ディッシュによる買収提案はスプリントによる提案よりも規制当局に好印象を与えるかもしれない。
米国第4位の通信事業者であり、CEOのジョン・レジャー氏の指揮の下、抜本的な変革を進めているTモバイルは、この記事に関してすぐにはコメントしなかった。