
Netflix CEOリード・ヘイスティングス氏、Amazonとの競争とゲーム機の今後について語る
ブレア・ハンリー・フランク著

同社の株価は時間外取引で依然として上昇しており、最新の四半期決算報告では1株当たり400ドルを超える可能性もあるようだが、リード・ヘイスティングス氏はそれほど興奮しているようには見えない。
同社の四半期決算発表後のアナリストとのビデオ通話では、ヘイスティングス氏は冷静沈着で自信に満ちていたものの、意欲はなかったようだ。
Netflix は成長しているが、まだやるべきことはたくさんあると彼は考えている。
噂されているAmazonのセットトップボックスに対して、Netflixがどう対抗していくのかと尋ねられたヘイスティングス氏は、困惑した様子だった。彼にとって、NetflixはAmazonのような他のストリーミング動画サービスとだけ競合しているわけではない。テレビを見たりネットサーフィンをしたりといった、人々が自宅で余暇を過ごす他の方法とも競合しているのだ。こうした点に特化しているため、Netflixは競合他社に対して優位に立っていると彼は考えている。
「当社は非常に幅広い分野で競争しているため、過去2、3年でより直接的な競合企業が台頭したり衰退したりしても、大きな影響は見られません」とヘイスティングス氏は語った。
Xbox Oneのような次世代ゲーム機の発売がNetflixの事業拡大に繋がると期待しているかとの質問に対し、ヘイスティングス氏は新型ゲーム機の短期的な影響についてかなり悲観的な見方を示した。というのも、今年のホリデーシーズンにPS4とXbox Oneを購入するのは、既に自宅に少なくとも1台のゲーム機を所有しているゲームファンだからだ。ゲーム機がNetflixの事業に真に大きな影響を与えるには、ゲーム会社がより多くのゲーム機を販売する必要があるからだ。
「つまり、これらの企業が、生涯販売台数6,000万台や8,000万台ではなく、価格と実用性の組み合わせによって2億台や3億台という販売台数を達成し、その後拡大していくというモデルを、時間をかけて開拓できるかどうかが問題なのです。しかし、それはまだ数年先の話です」とヘイスティングス氏は述べた。
GeekWireの以前の記事: Netflixが11億ドルの収益を計上、加入者数が4000万人を突破: CEOリード・ヘイスティングスが「陶酔感」を警告、株価急騰