
サイバーセキュリティのスタートアップ企業、Critical Informaticsが300万ドルを調達、新CEOを雇用、シアトルオフィス開設計画を発表
ナット・レヴィ著

サイバーセキュリティのスタートアップ企業であるCritical Informaticsは、2017年に入ってからこれまで忙しく活動してきた。
同社は水曜日、新CEO、325万ドルの資金調達、シアトルに新オフィスを開設する計画など、一連の動きを発表した。

クリティカル・インフォマティクスはワシントン州ブレマートンに拠点を置き、金融サービス、ヘルスケア、公共セクターの中規模企業向けのサイバーセキュリティソリューションに注力しています。同社は今回の資金調達により、営業・マーケティング活動の強化、主要産業および政府機関との関係強化、そしてサイバー侵入の防止と対応のための新製品の開発に注力します。
アラン・フレイザー氏のイースト・シアトル・パートナーズがシリーズAラウンドを主導しました。ヘルスケア投資会社フレイザー・ヘルスケア・パートナーズの創業者兼会長であるフレイザー氏は、クリティカル・インフォマティクスの取締役会に加わります。
クリティカル・インフォマティクスはまた、キャピタル・ワンのシアトルオフィスの元幹部で、マドロナ・ベンチャー・ラボの常駐CEOであるギャレット・シルバー氏をCEOに迎え入れたことを発表しました。シルバー氏は、多くのサイバーセキュリティソリューションが効果を上げていないのは、企業が脅威を迅速かつ正確に評価するための適切な技術と熟練した人材を欠いているからだと述べています。
「セキュリティ分析と関連技術は、企業にそれらに基づいて行動するための人間の専門知識が不足しているため、期待通りの価値を提供できていません」とシルバー氏は声明で述べています。「当社は、人間の専門知識の基盤となるレイヤーとして高度なセキュリティ分析を活用し、お客様が直面する脅威の状況を、いわば『拡張現実』のような視点で専門家に提供しています。」
より多くの人材を獲得する最良の方法の一つは、優秀な人材が集まる場所に行くことです。今回の場合は、シアトルです。Critical Informaticsは引き続きブレマートンを拠点としますが、シアトルのパイオニアスクエア地区にオフィスを開設し、マーケティング、営業、そして一部のエンジニアリング担当者を雇用する予定です。
同社の従業員数は、昨年同時期の9人から現在17人へとほぼ倍増しています。年末までには約30人に達する見込みです。