
スタートアップスポットライト: PitchBook は VC プロフェッショナル向けに堅牢なプライベートエクイティ市場データを提供します
テイラー・ソパー著
ジョン・ガバートは9年間、ベンチャーキャピタルのデータプロバイダーであるVentureSourceでチームを率いていました。しかし、在籍中に、プライベートエクイティのデータと堅牢なテクノロジープラットフォームを組み合わせたものの必要性を感じました。
そこでガバートはスタートアップ企業へと転身し、PitchBookを設立しました。6年後、シアトルに拠点を置く同社は175人の従業員を抱え、ベンチャーキャピタルとプライベートエクイティ業界における有数の情報リソースの一つとなっています。
PitchBookは、独自のVC市場データ、ニュース、分析を提供するために、膨大なデータを分析しています。主力製品は、専門家がVC市場について学び、意思決定を行うのに役立つウェブベースのアプリ「PitchBook Platform」です。
GeekWireでは、VC市場に関する記事の中でPitchbookのデータを何度か引用してきました。最近では、同社が過去数年間のZulilyの資金調達活動について興味深い分析を提供しました。
最新版の Startup Spotlight では、Gabbert 氏にインタビューし、Pitchbook について詳しく聞きました。

保護者の方々にも理解していただけるよう、あなたの仕事内容を説明してください。PitchBookは、プライベート エクイティやベンチャー キャピタルの専門家がビジネスや投資に関する意思決定をより適切に行えるよう支援するオンライン リサーチ ツールを提供しています。
数年前、人々はアクセスしやすく透明性の高いプライベートエクイティデータを求め続けていたのですが、そのニーズを満たすツールが全くありませんでした。ひらめきは実にシンプルです。ニーズは存在し、私たちにはそれに応える能力がある、と。そして、プライベートエクイティ市場で確固たる地位を築くと、ベンチャーキャピタルも活用するようになりました。
VC、エンジェル、またはブートストラップ:エンジェル投資家と戦略的投資家(モーニングスター)が1社あります。プライベート投資業界を深く理解し、私たちの取り組みに信頼を寄せてくれる素晴らしい投資家の方々に恵まれています。彼らの信頼は、資金的な支援と同じくらい大きなモチベーションとなっています。
私たちの「秘密のソース」はベーコンです。

これまでで最も賢明な決断は、人材への投資です。製品の強さは、それを支える人材の力にかかっています。私たちは、卓越性以外に妥協を許さない、賢く勤勉な従業員からなる素晴らしいチームを築くために、懸命に努力してきました。
これまで私たちが犯した最大の失敗は、当初の販売戦略があまり強力ではなかったことです。そのため、方針転換をするまで、真の成長は見込めませんでした。当初は、主要市場エリアに営業担当者を全国に分散させていましたが、コミュニケーションが難しく、多くの点で認識が一致していませんでした。現在では、シアトルとニューヨークに2つのコアチームがあり、販売に関しては一貫したアプローチと、「顧客こそが王様」という理念を掲げています。
ゲイツ、ジョブズ、ザッカーバーグ、それともベゾス? 皆さんはそれぞれ異なる理由で天才であり、私たちはそれぞれを何らかの形で呼び起こそうとしてきました。ゲイツは市場をリードする製品を開発したイノベーターでした。ジョブズはテクノロジー製品のデザインに革命をもたらしました。ザッカーバーグは人々が何を求めているかを鋭い直感で察知し、それを実現しました。ベゾスは極めて顧客志向で、優れたビジネス戦略家です。私たちは、これらすべてを兼ね備えた存在になりたいと考えています。
私たちの世界征服戦略は、次のときに始まります:あなたに伝えますが、あなたを殺さなければなりません...
ライバルが私たちを恐れるべき理由は、私たちがクライアントがまさに求めているものを提供することに全力を尽くしているからです。テクノロジー業界には、ただ作るためだけに、あるいは前例がないからという理由で、何かを作る人が多くいます。私たちは、少なくとも明確には、そうした称号を得ようとはしていません。確かに、私たちは可能な限り最高の製品を提供したいと思っていますが、それが何を意味するかはお客様が決めるのです。

私たちが本当にユニークなのは、シアトルを拠点とするSaaS企業だからです。まさに衝撃的です。
私たちが乗り越えた最大のハードルは、金融危機の真っ只中に金融データ製品をローンチしたことです。これは「間違い」だとは思っていません。他に何ができるというのでしょう?危機が過ぎ去るまでローンチしないなんて。そんな選択肢はなかったのです。タイミングの調整は確かに困難でしたが、最大の成果は往々にして、何らかの形で逆境を乗り越えた結果なのです。
これから起業しようとしている人たちにアドバイスを一つお願いします。自分が立ち上げようとしているビジネスをしっかりと理解し、情熱を持って取り組むことが大切です。私はただビジネスを始めたいからPitchBookを始めたわけではありません。毎日この仕事に取り組むのが大好きなんです。自分がやっていることを好きでなければ、大変な苦労になってしまいます。