
急成長中のApptioが、元RealNetworks CEOのキンボール氏を事業責任者として採用
急成長中のApptioが、元RealNetworks CEOのキンボール氏を事業責任者として採用

Apptioのボブ・キンボール氏(RealNetworks経由のファイル写真)
トッド・ビショップ著

5,000万ドルの資金調達を終えたばかりのApptioが、Real Networksの元CEOであるボブ・キンボール氏を新たな業務および企業開発担当の副社長として採用したことをGeekWireが入手した。
これは注目度の高い採用であり、Apptio CEO の Sunny Gupta 氏が IPO の可能性に向けて会社を準備していることを示唆するもう一つの兆候でもある。
ベルビューに拠点を置く同社は、この採用についてはまだ公表していないが、今朝の社内ミーティングでキンボール氏を従業員に紹介した。キンボール氏はこの役職で、人事、法務、財務、情報技術、コーポレート開発、事業開発を含むApptioのコーポレートオペレーション機能の全てを統括することになる。
キンボール氏はリアルネットワークスに12年間在籍し、法務顧問などの役職を務めた後、創業者のロブ・グレイザー氏の後を継いで最高経営責任者に就任した。
率直な物言いで知られるキンボール氏は、リアルネットワークスのリストラを指揮した後、「新たな挑戦と機会を見つけたい」という願望以外には理由を説明せず、2011年3月に突然辞任した。
企業のIT部門を管理するためのオンデマンドのソフトウェアとサービスを提供するApptioの顧客には、バンク・オブ・アメリカ、ボーイング、シスコ、マイクロソフト、フェイスブック、JPモルガン・チェースなどの企業が含まれている。
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