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産業用拡張現実スマートヘッドウェアメーカーRealWearがさらに500万ドルを調達

産業用拡張現実スマートヘッドウェアメーカーRealWearがさらに500万ドルを調達

テイラー・ソパー

(RealWearフォト)

ワシントン州バンクーバーを拠点とする新興企業RealWearは、既存の投資家であるColumbia Ventures Corporationから新たに500万ドルを調達し、世界的な販売部門を拡大し、産業用拡張現実ヘッドウェアの開発に投資する。

アンディ・ローリー氏は、自身の代表作であるHMT-1を身に着け、RealWearの共同創設者兼CEOを務めています。(アンディ・ローリー氏撮影)

2016年に設立されたRealWearは、音声制御による拡張現実(AR)デバイスを販売しています。産業労働者が装着し、遠隔ビデオ通話、ドキュメントナビゲーション、ガイド付きワークフロー、モバイルフォーム、データの視覚化などの機能を提供します。デバイスには2,000ドルと5,000ドルの2つのバージョンがあります。

同社は過去18ヶ月間で、世界800社の顧客に1万台以上のユニットを出荷しました。最近では、世界最大の電力会社である中国の国家電網と契約を締結しました。その他の顧客には、コルゲート・パーモリーブ、フォルクスワーゲン、トヨタなどが名を連ねています。

「私たちは、まさに産業界向けのコネクテッドワーカー・プログラムの先駆けです」と、RealWearのCEO、アンディ・ローリー氏は昨年GeekWireに語った。 「極めて騒がしい環境でも、音声操作が可能なウェアラブルAndroidコンピューターを提供することで、作業員の手を自由にし、作業に集中させることができます。作業員 は、その場で、つまりその場で、文書を開いたり、他の専門家とつながったり、学習や問題解決を促進したりできます。」

従業員91名のこの企業は、これまでに総額3,000万ドルの資金調達に成功しています。RealWearは、太平洋岸北西部のスタートアップ企業をランキング化したGeekWire 200で98位にランクされています。

TechCrunchは今週、米国を拠点とする建設技術スタートアップへの資金調達が昨年、2017年の7億3100万ドルから約31億ドルに増加したと報じた。

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