
Google CloudはKubernetesベースのハイブリッドクラウド管理製品であるAnthosを導入しました
トム・クレイジット著

Google Cloud は火曜日、「一度書けばどこでも実行できる」という神話的な技術の約束を掲げ、同社のマネージド コンテナ サービスを実行している顧客が複数のクラウドやハイブリッド クラウドの展開を管理できる新製品を発表した。
Anthosは、複雑なクラウドデプロイメントを管理するためにGoogleが開発したオープンソースのコンテナオーケストレーションプロジェクトであるKubernetesをベースとしています。Google Cloud Next 2019の冒頭で発表されたAnthosは、昨年のイベントで発表されたクラウドサービスプラットフォームの一部であり、GoogleのGKEマネージドKubernetesサービスと連携します。
Anthosの背後にある考え方は、古いアプリケーションをクラウドサーバー上で実行するために変更することに抵抗がある潜在顧客に対し、コードを変更することなくそれらのアプリケーションをGoogleのクラウドに移行する手段を提供することです。セルフマネージドサーバー上のGKE On-Premと組み合わせることで、Anthosは顧客が自社サーバー、Googleのサーバー、さらには競合のAmazon Web ServicesやMicrosoft Azureが提供するクラウドサービス上でも実行できるようになります。
「Anthosを使えば、どこでも実行できます」と、Googleのジェニファー・リン氏は、Cloud Nextの3万人の参加者に向けて、この製品がAWS上で稼働するワークロードをどのように管理するかをデモンストレーションしながら語った。これは、何世代にもわたるテクノロジー企業が長年にわたり掲げてきた約束だが、実際にはなかなか実現しないようだ。しかし、Kubernetesはおそらく、この目標の実現に最も近いと言えるだろう。
AWSとMicrosoftもここ数年、ハイブリッドクラウドの顧客を優先してきました。AWSはデータセンター業界の大手VMwareと共同開発した複数の製品をリリースしており、MicrosoftのAzure Stack製品も同様のテクノロジーを提供しています。
Googleはまた、オンプレミスや他のクラウドプロバイダーで稼働している仮想マシンをGKE上のコンテナに自動的に移行するベータサービス「Anthos Migrate」も発表しました。これがうまく機能すれば、移行中にミッションクリティカルなアプリケーションが動作しなくなることを懸念する企業にとって、クラウドへの移行がはるかに容易になります。
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