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タブレット戦争:GoogleがAmazonをターゲットに参戦へ

タブレット戦争:GoogleがAmazonをターゲットに参戦へ

トッド・ビショップ

今朝、サンフランシスコで開催される開発者カンファレンス「Google I/O」の基調講演に向け、Googleに注目が集まっています。先週のMicrosoftと同様に、Googleも独自のタブレット型コンピュータの発売計画を発表すると広く予想されています。

しかし、ロイター通信が今朝報じたところによると、Google のターゲットは Microsoft の Surface や Apple の iPad ではなく、Amazon の Kindle Fire である可能性があるとのこと。同通信は、ASUS の匿名の幹部が同社が Google と共同でタブレットの開発に取り組んでいることを認めたと報じている。

この取り組みは「アマゾンをターゲットにしている」と幹部はニュースサービスに語った。アマゾンのKindle FireもGoogle Androidをベースにしており、アマゾン独自のインターフェースを搭載している。Googleが独自のタブレットを開発する利点の一つは、ソフトウェアアップデートのプロセスを簡素化できることだろう。

これは、GoogleとASUSがKindle Fireに匹敵する7インチ画面を搭載した199ドルのAndroidタブレットを発表するという、昨日のブルームバーグの報道と一致する。このタブレットは、Googleがこれまでスマートフォンで使用してきたNexusブランドを採用すると予想されている。

Gizmodo Australia は月曜日、Nexus 7 タブレットのトレーニング用資料からの画像と仕様と称するものを公開した。その中には上記の画像も含まれている。

マイクロソフトは、今秋発売予定のSurfaceタブレットの価格をまだ公表していない。しかし、GoogleがKindle Fireをターゲットにするとの報道を受け、ハイエンド市場でマイクロソフトとAppleが激しい競争を繰り広げる可能性もある。

売上予測によれば、Kindle Fire はホリデーシーズンの好調なデビューの後、今年の世界のタブレット市場の 4% 未満に落ち込む見通しだ。

Google I/O 基調講演は太平洋標準時午前 9 時 30 分に開始され、こちらでライブ ストリーミング配信されます。

前回:199 ドルの Google タブレットは Kindle Fire に悪影響を与えるか、それともプラスになるか?