
掘れ、掘れ、掘れ:シアトルのDataCloudがクラウドベースの採掘ソフトウェアで800万ドルを調達
トム・クレイジット著

シアトルに本社を置くスタートアップ企業、データクラウドは、採掘者が採掘する岩石の品質を評価するのを支援するリアルタイムのクラウドベースサービスを開発したが、2018年の事業拡大を促進するため新たな資金調達ラウンドを実施した。
CEOのトール・カレスタッド氏は火曜日、データクラウドが800万ドルの資金調達を完了し、来月には400万ドルの追加資金調達を計画していることを確認した。カレスタッド氏は、新たな資金が既存の投資家(Apeture GroupやOrica Mining Servicesなど)から調達されるのか、それとも新規投資家から調達されるのかについては明言を避けたが、2月の新ラウンド終了時には新たな投資家が加わる可能性を示唆した。今回の800万ドルの調達により、同社はSaaS型マイニングツール向けに930万ドルの資金調達を行ったことになる。

データクラウドは2つの製品を販売している。露天掘りで使用される掘削機器に取り付ける安価なセンサーと、採掘者が爆破しようとしている岩石の密度と品質を分析するサブスクリプション型ソフトウェアサービスだ。これは、爆発後に残された廃岩石の中から目的の鉱石を容易に選別するために、適切な爆薬の量を把握したい採掘者にとって重要な情報だとカレスタッド氏は述べた。
これは、安価なセンサー技術とクラウドサービスの急成長を活用した、興味深い産業用IoTアプリケーションです。「以前は(IoT技術が登場する前は)、このようなことをリアルタイムで行うことは決してできませんでした」とカレスタッド氏は語ります。DataCloudはこのサービスをMicrosoft Azure上で運営しています。
同社は今回の資金調達ラウンドを活用し、シアトルに本社を置くものの、カリフォルニア州パロアルトに拠点を置き、営業とIoTの専門知識の強化を目指している。「この技術は実証済みであり、今後は実際に展開していく予定です」と同氏は述べた。