
モルガン・スタンレーの顧客の中には、帳簿を見ずにウーバーに大金を投資する意思のある人もいると報道
グレッグ・サンドバル著

ニューヨーク・タイムズ紙が金曜日に報じたところによると、信任投票とも愚かな賭けともとれる一団の投資家が、投資銀行モルガン・スタンレーが提供する「特別ファンドに殺到」しており、最終的にはウーバーの財源に5億ドルが拠出されることになるという。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、このグループの特徴は、ウーバーの財務状況についての詳細を一切知らされずに、多額の資金を喜んで支払うということだ。
「ザ・ニュー・ライダーズ」と呼ばれるこのファンドへの参加資格を得るには、最低1,000万ドルの純資産を持ち、少なくとも25万ドルを投資する必要があると、ニューヨーク・タイムズ紙は報じている。これらの投資家がどれほど大きな賭けに出るかを示すため、同紙は、現在600億ドル以上の評価額を持つ非上場配車サービス企業Uberが直面している事業上の課題をいくつか概説した。
Uberは株式公開の予定時期をまだ発表していない。同社は既に100億ドルを調達しているものの、依然として赤字が続いている。昨年、新たな資金調達を試みた際、Uberは潜在的な投資家に対し、売上高が300%増加していると述べたものの、6月のブルームバーグの報道によると、「売上高4億1500万ドルに対して4億7000万ドルの営業損失を計上している」ことも認めている。

では、Uberが事業を展開する300以上の都市の多くで、数々の法的、規制的、そして競争上の問題がUberを悩ませている現状はどうでしょうか?タクシー会社や政府機関がUberに対して提起した複数の訴訟では、同社は通常、交通規則違反や不公正な競争行為を理由に訴えられています。Uberが裁判所の差し止め命令に直面した国としては、フランス、ドイツ、スペイン、オランダなどが挙げられます。
先週ニューヨークとサンフランシスコでは、ウーバーの運転手として働く「民間請負業者」たちが同社の運賃値下げに抗議してストライキを起こした。
それでも、UberはFacebookやGoogleのような将来有望なテクノロジー株に十分似ているように見えるため、「ニューライダー」と呼ばれる投資家たちは、Uberへの脅威を無視するだろう。彼らにとっての慰めは、Uberが利益を上げられなかったとしても、貧困層に苦しむことになるのはごくわずかだろうということだ。