
Xploreは、XCUBE-1画像衛星が捉えた北朝鮮のハイパースペクトル画像を公開した。
アラン・ボイル著

ワシントン州ベルビューに拠点を置くXplore社は、最初の衛星の打ち上げから9カ月後、軌道から見た北朝鮮領土のハイパースペクトル画像を公開した。
Xplore社のXCUBE-1衛星が可視光線と近赤外線の波長で撮影したこの画像は、本日シアトル航空博物館で開催されたシアトル宇宙優位性サミットで公開されました。Xplore社の共同創業者兼最高執行責任者(COO)のリサ・リッチ氏は、この画像には「水田と思われる半水没した農場」に加え、養魚場や塩原が写っていると述べています。
「これは私たちにとって今日大きな発表です」とリッチ氏は語った。
XCUBE-1は、SpaceXのBandwagon-2衛星相乗りミッションの一環として、昨年12月に低軌道に打ち上げられました。Xploreは6月からこの衛星からの画像の共有を開始しました。
XCUBE-1の画像は1ピクセルあたり5メートル(16フィート)の解像度を持ち、地形の違いを強調するために通常は擬似カラーで表示されます。例えば、植生を示すために赤色の濃淡が使われています。「予想以上に多くのものが見えています」とリッチ氏は言います。
このような画像は、繰り返し上空を飛行することで、新たな施設の建設や地表の変化を追跡することができ、諜報機関にとって貴重な知見となります。
Xplore社は、2023年に締結された5年間の契約に基づき、国家偵察局にハイパースペクトル衛星データを提供する6社のうちの1社です。
これらの契約は、ハイパースペクトル画像の有用性をより深く理解するためのNROによる多段階的な取り組みの一環です。第一段階では、個々のセンサーレベルと衛星群レベルの両方におけるシステム能力の推定、ならびに事業計画およびサイバーセキュリティ計画を提供するための分析研究に重点が置かれます。第二段階では、軌道上能力の評価とデータ製品の調達に重点が置かれます。
国家安全保障目的のデータ提供は、Xploreが「Space as a Service(サービスとしての宇宙)」ビジネスモデルでターゲットとする用途の一つに過ぎません。2017年に設立された同社は、商業用リモートセンシング用の衛星や軌道プラットフォームの開発も行っています。