
エレメント・データがオーグリから特許と資産を購入、3度目の買収
テイラー・ソパー著

Element Dataは本日、新たな買収を発表しました。シアトルを拠点とするこの機械学習スタートアップは、シリコンバレーの小規模企業で「意思決定支援ソフトウェアプラットフォーム」を自称するAuguri Corporationから技術資産と特許を買収しました。
Auguriは6人の従業員を抱えていましたが、今回の買収に伴い閉鎖されます。会長のファディ・ミカエリアン氏は、Element Dataのイノベーション・パートナーシップ担当シニアバイスプレジデントとして同社に加わり、カリフォルニアに留まります。
Auguriの顧客には、ボーイング、国防総省、国連などが含まれていました。オラクルの共同創業者であるエド・オーツ氏は、Auguriの顧問委員会に所属していました。
「当社はフレームワークを補完する戦略的買収を通じて成長を続けており、オーグリ・コーポレーションは大規模なエンタープライズレベルの顧客への展開能力を提供してくれる」とエレメント・データのCEO、ジェフ・マクドナルド氏は声明で述べた。
この取引は、エレメント・データにとって今年3件目の買収となります。21名の従業員を抱える同社は今年4月、マイクロソフトのCortanaとBingのベテラン2人が率いるシアトルの機械学習スタートアップ企業PV Cubeの技術とチームを買収しました。また先月には、ブランドに対するオーディエンスの感情的反応の理解を専門とするフィラデルフィアのスタートアップ企業BehaviorMatrixの資産と特許を買収しました。
Element Data の主力製品は Decision Insights Computing Engine (DICE) で、人工知能と機械学習を使用して、幅広い基準に基づいて意思決定を行うのに役立ちます。
エレメント・データは7月、350万ドルの資金調達ラウンドを完了した。このラウンドを主導したのは、4月に同社の170万ドルのシードラウンドをリードしたアーチボルド・コックス・ジュニア氏だ。シアトルの新興ベンチャーキャピタル、フライングフィッシュもこのラウンドに参加した。