
ジェフ・ベゾス、ワシントン・ポスト社員の退職金を大幅に削減
テイラー・ソパー著

ジェフ・ベゾス氏は本日、ワシントン・ポスト紙のオーナーとしての最初の大きな動きの一つとして、同紙の従業員の退職金の大幅削減を発表した。
ワシントン・ポストは、非組合員の退職医療給付を削減し、確定給付型年金の支給を停止するとともに、新たなキャッシュバランスプランを導入する。また、組合員の年金制度改革も検討する。
退職給付金の変更について詳細を報じているポスト紙は、この変更の結果、2009年以前に雇用された従業員は退職時に数十万ドルを失う可能性があると指摘した。
スティーブン・マフソン氏は新しい計画について次のように説明した。
ワシントン・ポスト紙は、非組合員の年金制度に代わる新たなキャッシュバランスプランと、組合員向けには別個の類似プランを創設する。これらのプランは、退職時に一時金または年金を支給する。しかし、退職金の一定額を保証するものではないため、金融市場が暴落した場合にベゾス氏が年金に積み立てを余儀なくされるリスクを軽減する。
ベゾス氏が昨年10月にワシントン・ポスト紙を2億5000万ドルで買収した時点で、同社の既存の年金制度は20%超過資金を抱えていた。
今月初め、ベゾス氏はポリティコの共同創業者であるフレッド・ライアン氏をワシントン・ポストの新発行人に指名した。ライアン氏は10月1日に就任し、2008年から発行人を務めていたキャサリン・ウェイマス氏の後任となる。今回の経営陣交代は、ウェイマス氏の退任により、ベゾス氏が昨年ワシントン・ポストを買収するまで同紙を所有していたグラハム家による80年以上にわたる経営体制に終止符が打たれるため、大きな意義を持つ。