
ハイテク冷蔵庫スタートアップのTomorrowが閉鎖、創業者は消費者向けハードウェアの逆風を理由に
ハイテク冷蔵庫スタートアップのTomorrowが閉鎖、創業者は消費者向けハードウェアの逆風を理由に

アンドリュー・キンザー。(明日の写真)
テイラー・ソパー著

明日、農産物の保存期間を延ばすハイテク冷蔵庫の開発を目指していたシアトルの新興企業が閉鎖される。
LinkedInの投稿で、Tomorrowの創業者アンドリュー・キンザー氏は、現在のマクロ経済情勢における消費者向けハードウェアの困難さを指摘した。
「現在、おそらく過去10年間のどの時点よりも、消費者向けハードウェアは投資家にとって売りにくいものであり、関税の変動はリスクをさらに高めるだけだ」と同氏は記した。
かつて販売技術大手アウトリーチの共同創業者だったキンザー氏は、冷却システムを使って農産物の水分損失を減らす技術を開発していた。
そのアイデアは、冷蔵庫に水処理技術と、中身を追跡するためのコンピュータービジョンシステムの両方を搭載することだった。
GeekWire は昨年、スタートアップ企業がステルスモードから脱却した際に Tomorrow について記事を書いた。
「これほど多くの時間とエネルギー、そして情熱を注ぎ込んだ後、諦めるのは非常に辛いことです」とキンザー氏は記している。「お客様、パートナー、そしてアドバイザーの方々からいただいたフィードバックは、この製品の必要性を改めて認識させてくれました。このビジョンが実現しないかもしれないと思うと、少なくとも今は辛いです。」
このスタートアップには従業員が 4 人おり、自己資金で運営されていました。
「結局のところ、私たちが最も後悔しているのは、打って失敗したことではなく、全く打たなかったことだ」とキンザーは書いている。「だから、頑張ろう」