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ハイテク農業スタートアップのPhytelligenceがさらに1,000万ドルを調達、従業員数を倍増

ハイテク農業スタートアップのPhytelligenceがさらに1,000万ドルを調達、従業員数を倍増

クレア・マクグレイン

Phytelligence CEO ケン・ハント氏。(Phytelligence の写真)

農業スタ​​ートアップ企業のPhytelligenceは成長を続けており、新たな資金注入を受けている。

GeekWireの取材によると、同社はシリーズBラウンドで985万ドルを追加調達し、累計調達額は1680万ドルとなった。昨年7月に完了した第1ラウンドは、ワシントン州スポケーンに拠点を置くメディア複合企業Cowles Companyが主導し、投資会社WRF Capitalも参加した。Phytelligenceは、直近の資金調達における投資家名を公表しなかった。

このスタートアップ企業は、2012年にワシントン州立大学(WSU)から独立して以来、総額2,250万ドルを調達している。また、過去1年間で従業員数は2倍以上の150人に増加した。

Phytelligenceの樹木栽培プロセスは、ワシントン州立大学のアミット・ディングラ教授が開発した技術に基づいており、果樹を果樹園に植える前に必要な大きさまで素早く成長させるのに役立ちます。従来の土壌混合物の代わりに、Phytelligenceは栄養価の高いゲル状物質で樹木を栽培することで、プロセスをより安価かつ迅速にします。

同社は様々な果物市場に進出しているが、収益性の高い新ブランド「コズミック・クリスプ」のリンゴの栽培・販売権をめぐってワシントン州立大学(WSU)と法廷闘争を繰り広げている。この争いの状況について尋ねられた同社の広報担当者は、「WSUと直接協力し、双方にとって有益な解決策を模索し続けている」と述べた。

フィテリジェンスはディングラ氏によって設立され、現在も最高科学責任者を務めています。本社はシアトルにありますが、ワシントン州ベリアンに8エーカーの温室、ポートランドに組織培養ラボを運営しています。また、ワシントン州立大学(WSU)の本拠地であるワシントン州プルマンにも研究開発ラボを構えています。