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ウーバーCEOダラ・コスロシャヒ氏がニューヨーク・タイムズの取締役を辞任し、新たな責務に集中

ウーバーCEOダラ・コスロシャヒ氏がニューヨーク・タイムズの取締役を辞任し、新たな責務に集中

カート・シュロッサー

ダラ・コスロシャヒ
シアトルで開催された2016年GeekWireサミットで講演するダラ・コスロシャヒ氏。(GeekWire Photo / Dan DeLong)

ダラ・コスロシャヒ氏は、Uberの課題解決に奔走し、少々忙しくなりそうだ。そこで、配車サービス大手Uberの新CEOは、ニューヨーク・タイムズの取締役を辞任することを決めた。

コスロシャヒ氏のその意図は、木曜日の証券取引委員会への提出書類で明らかになった。

2017年9月7日、ダラ・コスロシャヒ氏は、ニューヨーク・タイムズ・カンパニー(以下「当社」)に対し、ウーバー・テクノロジーズ社の最高経営責任者(CEO)としての新たな役割と責任の増大を鑑み、即時に当社の取締役会を辞任する旨を通知しました。コスロシャヒ氏は2015年から取締役を務め、監査委員会およびテクノロジー・イノベーション委員会の委員を務めていました。

ワシントン州ベルビューに本社を置くオンライン旅行大手エクスペディアを12年間率いてきたコスロシャヒ氏が、8月27日にウーバーの経営を引き継ぐ有力候補として明らかになった。8月29日までに、同氏は間もなく退職する従業員らにメールを送り、これが人生で最も難しい決断の一つだと伝えた。

8月30日付のタイムズ紙の論説記事は、ウーバーを救うためにコスロシャヒ氏が何をしなければならないかを詳しく述べ、同社の問題は前CEOのトラビス・カラニック氏の「失態やスキャンダル」よりも根深く、新CEOは「ウーバーのビジネスモデルが単純に機能しないという現実に向き合わなければならない」と述べた。

サンフランシスコを拠点とするタイムズ紙のテクノロジー記者マイク・アイザック氏は、コスロシャヒ氏が同紙の取締役を辞任する決断をしたことにツイッターで反応した。

https://twitter.com/MikeIsaac/status/906258526560968705

シアトルのテクノロジー企業幹部で、アクワンティブとパンドラの元CEOであるブライアン・マクアンドリュースは、2012年からタイムズの取締役を務めている。