
アマゾンの株価は20年以上ぶりの株式分割後、最初の急騰で5%上昇
トッド・ビショップ著

アマゾンの株価が1株130ドル以下?いいえ、市場はまだ完全に暴落したわけではありません。本日は、先日のアマゾン年次総会で株主が承認した1対20の株式分割後の初日の取引日です。
これはドットコムバブル崩壊以前以来、アマゾンにとって初の株式分割となる。理論上は、この分割は全体の価値に影響を与えず、発行済み株式数は増加する一方で、個々の株式の価値は減少する。ブルームバーグのジェラン・ウィッテンシュタイン氏が言うように、これは20ドル札1枚を10ドル札2枚と交換するようなものだが、今回の場合は実際には20ドル札1枚を1ドル札20枚と交換している。
しかし、月曜日の株式分割後、アマゾンの株価は当初5%以上上昇し、129ドル近くまで上昇した。これは、現在の低価格でも個別株を購入できる個人投資家の需要によるところが大きい。
アマゾンは3月に株式分割を発表し、この措置により「従業員はアマゾンの株式をより柔軟に運用できるようになり、同社への投資を検討している人々にとって株価がよりアクセスしやすくなる」と述べた。
アマゾンの株価は以前、1株当たり2,440ドル以上で取引されていた。
同社はこれまで3回株式を分割しており、いずれも1990年代後半に行われた。1998年6月に1対2、1999年1月に1対3、そして1999年9月に1対2の分割である。
この最新の分裂は、アマゾン・コンシューマー部門のCEOであるデイブ・クラーク氏が同社を去るという金曜日のニュースや、取締役会と経営陣に対する潜在的な反対を示唆する、年次総会での記録的な数の株主提案に対する一連の僅差の投票など、同社にとって波乱に満ちた数週間に続くものだ。
アマゾンの時価総額は1兆3000億ドル前後で推移している。
次に注目されるのは、Googleの親会社であるAlphabetだ。同社の株式分割は7月に実施される予定だ。