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クラウド戦争:アマゾンウェブサービスがコスト削減を示す新たな取り組みとして価格設定APIを拡張

クラウド戦争:アマゾンウェブサービスがコスト削減を示す新たな取り組みとして価格設定APIを拡張

ダン・リッチマン

AWS CEOのアンディ・ジャシー氏が、2016年11月30日にラスベガスで開催されたre:Invent 2016で講演した。(GeekWire Photo / Dan Richman)

幅広いコンピューティングおよびストレージサービスから選択できることはクラウドコンピューティングの大きな魅力の一つですが、コスト削減はおそらくそれ以上に大きな動機となるでしょう。Amazon Web Services(AWS)は、昨年12月に料金APIが利用可能になった13の特定のサービスだけでなく、すべてのAWSサービスの料金データを提供するAPIをリリースすることで、このコスト削減をさらに簡素化しようとしています。

クラウドの価格は全体的に下落しており、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなどのパブリッククラウドサービス間の価格競争は「まだ始まったばかりだ」と、ニューヨークに拠点を置く451リサーチのデジタル経済部門リサーチディレクターで、注目度の高いクラウド価格指数を管理するオーウェン・ロジャーズ氏は今秋のコメントで述べた。Azureの最高経営責任者(CEO)であるスコット・ガスリー氏は9月、AzureとAWSの長年にわたる価格競争は終息に向かっていると述べたが、実際にはAzureとAWSはその後、値下げを実施している。

「クラウドベースのソリューション構築やオンプレミスのワークロードをクラウドに移行する際のコスト分析を行っているお客様は、AWSサービスの包括的な価格表に簡単にアクセスできるようになりました」と、AWSテクニカルエバンジェリストのタラ・ウォーカー氏はブログ記事に記しています。「これにより、お客様とパートナーは、クラウドソリューションの予算編成、予測、計画をより適切に管理できるようになります。」

AWSは先週、顧客が値下げや新サービス、新インスタンスタイプに関する通知を毎日または発生時にメールで受け取ることができるようにもした。

ワークロードのクラウド移行について言えば、AWS CEOのアンディ・ジャシー氏は先週、2016年にデータベース移行サービスを利用して16,000件のデータベースがAWSに移行されたとツイートしました。このペースは加速しているようで、re:Inventからわずか1か月で2,000件のデータベースがAWSに移行されたとも述べています。

2016年にはAWS Database Migration Service経由で1万6千件のデータベース移行が行われました…#AWS #Reinvent以降の先月は2千件です。データベースの自由度は大きな力となります。

— アンディ・ジャシー(@ajassy)2016年12月31日

AWS は 2015 年の re:Invent で移行サービスを導入しました。