
アマゾンは新しい機械学習サービスでマイクロソフトのビッグデータ計画に狙いを定める
ブレア・ハンリー・フランク著

サンフランシスコ発 – Amazonは本日、サンフランシスコで開催されたAWSサミットにおいて、Amazon Web Services(AWS)上で動作する新しいAmazon Machine Learningサービスを発表し、Microsoftの事業における成長分野への参入を表明しました。その名称が示す通り、このサービスは、データサイエンスの知識がなくても、開発者が機械学習技術を簡単に活用できるように設計されています。
機械学習は開発者に多くのメリットをもたらし、不正検出やユーザー行動予測といったサービスを強化することができます。しかし、データサイエンスの技術を理解していなければ、実際にこれらのサービスを導入するのは難しい場合があります。
Amazon Machine Learning には、開発者がモデルを簡単に作成するのに役立つ一連の API とウィザードが用意されているほか、AML コンソール内のインタラクティブ ツールのコレクションを使用してモデルを調整したり、サービスに入力した既存のデータ セットに対する変更の影響を確認したりすることもできます。
モデルができたら、ユーザーはそれをデータセットに対して非同期的に実行したり、ライブストリーミングデータに接続してリアルタイムの予測を提供したりできるようになります。
サービスの料金は機能ごとに分かれており、モデル構築には1時間あたり42セント、非同期バッチ予測1,000件あたり10セントかかります。ライブストリーミング予測サービスは、予測1件あたり0.0001ドル(端数は切り上げ)です。
AWSの上級副社長アンディ・ジャシー氏は、新サービスを発表する際、小売推奨や顧客の性別予測などのサービスを支える機械学習におけるAmazonの実績を強調した。
Amazon Machine Learningは、Microsoftが提供するAzure Machine Learningサービスに類似しています。クラウドサービス市場においてAmazonの最大のライバルの一つであるレドモンドに拠点を置く同社は、機械学習分野への進出を積極的に進めています。同社は最近、世界中のデータサイエンティストが利用するRプログラミング言語の派生版を開発するRevolution Analyticsの買収を完了しました。