
SlackがAtlassianのStrideとHipchatツールを支える技術を買収、両社は顧客の移行に協力する
トム・クレイジット著

アトラシアンの「ストライド」のデビューでSlackに対抗してからまだ1年も経たないうちに、Slackはアトラシアンからの戦略的投資を受け入れ、ストライドの知的財産と定評あるコラボレーションツール「ヒップチャット」を買収することに合意したと、両社は木曜日に発表した。
StrideとHipchatは廃止され、SlackとAtlassianは協力してユーザーをSlackに移行させると、テクノロジー競合企業同士としては異例の友好的なブログ投稿で発表された。その見返りとして、Atlassianはここ数年で台頭してきた有望なエンタープライズソフトウェア企業の一つであるSlackに投資し、Atlassianの従業員はSlackを使い始める。
Slackの創設者兼CEOであるスチュワート・バターフィールド氏は、この取引について次のようにコメントした。
皆さん、ありがとう、そしてお祝い申し上げます! 🎉 今後数十年にわたり、Atlassian の素晴らしい人々と協力し、パートナーシップを深め、あらゆる組織のコラボレーションと仕事のやり方の変革を支援できることを楽しみにしています。
— スチュワート・バターフィールド (@stewart) 2018年7月26日
Atlassianは世界中のソフトウェア開発者の間でよく知られた企業です。同社のJira、Trello、Bitbucketといったツールは、ソフトウェア開発プロセスにおけるプロジェクト管理やコード管理に利用されており、
HipChatはWeb 2.0黎明期に技術者たちが利用していた初期のコラボレーションツールの一つでした。
昨年、アトラシアンはSlackの人気コラボレーションツールであるStrideに対抗し、テキストチャットとビデオチャットを他の職場生産性向上ツールと連携させるという戦略を打ち出しました。Strideは昨年9月のリリース以来、あまり耳にしていません。これは、本日の発表を受けて、Strideがあまり注目を集めなかったためでしょう。
アトラシアンは、両社の提携の一環として、SlackをJira、Bitbuckyet、Trelloとより緊密に連携させると発表しました。Slackは今年初め、現在1日あたり800万人のユーザーがおり、そのうち300万人がコラボレーション製品の追加機能やユーザーに対して料金を支払っていると発表しました。