
レラティビティ・スペースは、カリフォルニア州ロングビーチの巨大なロボットロケット工場に本社を移転します。
レラティビティ・スペースは、カリフォルニア州ロングビーチの巨大なロボットロケット工場に本社を移転します。

カリフォルニア州ロングビーチにあるRelativity Space社の自律型ロケット工場を描いたアーティストによるレンダリング。(Relativity Spaceのイラスト、Business Wire経由)
アラン・ボイル著

シアトルで生まれ、南のロサンゼルスへと向かったロケット会社、レラティビティ・スペースは、カリフォルニア州ロングビーチに12万平方フィートの新しい本社と工場を移転し、巨大なロボット3Dプリンターを使用して打ち上げ用ロケットを製造すると発表した。
- 新施設には、高さ110フィート(約34メートル)の2段式テラン1ロケット向けに、最大高さ40フィート(約12メートル)の一体型構造物を製造できるスターゲイト3Dプリンターが設置されると、レラティビティ・スペースの打ち上げ機開発担当副社長、デイビッド・ギーガー氏は述べた。「2段目全体を製造することも可能です」とギーガー氏はGeekWireに語った。
- ギーガー氏によると、レラティビティ・スペースは5月か6月までに、現在のロサンゼルス本社からそう遠くないロングビーチの施設に完全移転する予定だという。「このロングビーチの施設は、ロケット製造方法に革命を起こすための真の手段です」とギーガー氏は述べた。「史上初の自律型ロケット工場です。」
- レラティビティのCEO、ティム・エリス氏は、アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏の宇宙ベンチャー、ブルーオリジンのベテランで、2015年に同社を共同設立した人物だ。テラン1号は来年フロリダで打ち上げられる予定だが、レラティビティはすでに次世代のスペースXになることを目指している。