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シアトル地域で新型コロナウイルス感染者数が急増、週ごとの感染者数は2か月以上ぶりに増加

シアトル地域で新型コロナウイルス感染者数が急増、週ごとの感染者数は2か月以上ぶりに増加

トッド・ビショップ

GeekWireがシアトル・キング郡公衆衛生局のデータに基づいて計算したところ、シアトルとキング郡では過去1週間に400件を超えるCOVID-19の新規感染者が報告され、前週から約70%増加した。

キング郡の週次感染者数が前週比で増加したのは、4月初旬以来初めてであることがデータから明らかになった。この地域では、COVID-19の感染者数は週ごとに着実に減少していた。

しかし、キング郡では4月初旬に健康危機のピークを迎え、週当たりの感染者数が1,300人を超えたピーク時をはるかに下回っています。この増加は、検査能力の全体的な増強と時期を同じくしています。郡内で報告されたCOVID-19による死者数は、今週4人と過去最少を更新しました。

報告された症例の増加は、ワシントン州の広範囲にわたるCOVID-19による封鎖からの復帰計画の第2段階としてキング郡が入り、小規模な集会の許可や小売店の収容人数削減による営業再開が許可されたことと重なっている。

州全体では、過去1週間でCOVID-19の感染者数が38%増加し、2,775人となりました。州内の死者数は今週40人で、前週の56人から減少しました。ジェイ・インスリー知事は、ヤキマ郡におけるCOVID-19感染者数の急増を受け、同郡の住民に対し、公共の場でのマスク着用を義務付ける命令を出しました。

先週発表された報告書によると、疾病モデリング研究所、マイクロソフト、フレッド・ハッチンソンがん研究センターの調査に基づき、州西部における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染率が再び重要な閾値を超えていることが示された。報告書では、メモリアルデーの行事中に人為的に感染が拡大した可能性を指摘し、抗議活動は大きな要因ではないようだと述べている。

米国で最初にCOVID-19感染拡大の中心地となったワシントン州は、現在、感染者数で全米23位となっている。同州の感染者数28,680人は、全米の感染者数229万人の約1.25%を占め、死者数1,270人は全米の死者数約12万人の約1%にあたる。