
ヴァージン・オービットの「コズミック・ガール」747ジェット機がテストに合格し、ロケット打ち上げに近づく
アラン・ボイル著

ヴァージン・オービットの改造されたボーイング747-400ジャンボジェット機、「コズミック・ガール」が、小型衛星の打ち上げプラットフォームとして使用するための準備のため、カリフォルニア州ロングビーチの拠点に戻った。
このジェット機は、ヴァージン・オービットのパートナー2社であるL3プラットフォーム・インテグレーションとVTエアロスペースの協力のもと行われた一連の検査と改修を終え、月曜日にロングビーチに戻った。
ヴァージン・オービットはニュースリリースで、連邦航空局がコズミック・ガールに実験用耐空証明書を発行し、カリフォルニア州モハベ空港で飛行試験を開始する道が開かれたと述べた。
「ヴァージン・オービットは、打ち上げと顧客のミッション支援のために、ランチャーワンロケットと地上システムの統合の最終段階にあります」と、同社のCEO、ダン・ハート氏は述べた。
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ヴァージン・オービットは、英国の億万長者リチャード・ブランソン氏が支援する宇宙ベンチャー、ヴァージン・ギャラクティックから3月にスピンオフした。同社のミッションは、コズミック・ガールをランチャーワンの飛行発射台として利用し、小型衛星を軌道に乗せることだ。
飛行計画では、コズミック・ガール号は高度約3万5000フィートでロケットを放出する。放出から数秒後、ロケットはエンジンを点火し、最大660ポンド(約280kg)のペイロードを高度300キロメートルの太陽同期軌道に投入する。
空中発射システムの利点は、747 ジェット機がさまざまな空港から離陸し、飛行計画を調整して不適切な天候や航続距離の問題を回避し、希望する軌道傾斜角にペイロードを打ち上げることができることです。
ヴァージン・オービットはすでにワンウェブと39回の打ち上げ契約を結び、世界的なブロードバンド・インターネット・サービスのための衛星群の構築を支援している。
同社によれば、LauncherOneの初飛行は2018年前半に予定されているという。
