
アップルは、製造元のモバイルスターに対する訴訟で、アマゾンが偽造品を販売したと主張している。
クレア・マクグレイン著

アマゾンは再び偽造品をめぐる紛争に巻き込まれている。今回は、このデジタル小売大手が直接販売した偽造のアップルの充電器と電源コードである。
ニューヨークを拠点とする製造業者Mobile Star LLCに対する訴訟で、Appleは社内調査員が「第三者販売業者ではなくAmazon.comが直接販売した」Apple製品を多数購入し、偽造品であると判断したと述べている。
文書によれば、当初検査された製品の約90パーセントが偽造品だったという。
書類によると、Amazonは偽造品の大部分の供給元としてMobile Starを挙げていた。小売大手のAmazonはMobile Starが製造した他の製品もAppleに引き渡していたが、Appleはこれらも偽造品であると判断した。
第三者が偽造品を販売していることをめぐる過去の衝突では、小売業者がアマゾンのマーケットプレイスから在庫を撤去する事態に至ったことがあるが、今回のケースは、アマゾン自身の小売部門が偽造品を販売するよう騙されたことを示している点で特に興味深い。
「Amazon.comの評判を信頼している消費者が、Amazon.comから購入した電源製品が本物ではないと疑う理由はない」とAppleは訴状の中で述べている。
文書ではまた、モバイルスター社がサブスクリプション方式の電子商取引マーケットプレイスであるグルーポンに偽造品を供給していたこと、また偽造品には必要な安全装置に欠陥があったり欠落していたりすることが多く、消費者にとって危険であると主張している。
下記の苦情の全文をお読みください。
Apple, Inc. vs. Mobile Star, LLC(Clare McGrane著、Scribd掲載)